錦戸亮がTOKIO兄さんへの憧れを告白!生まれ変わったらなりたい職業とは?
吉田大八監督が山上たつひこといがらしみきおによる同名漫画を映画化した『羊の木』の初日舞台挨拶が2月3日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、錦戸亮、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が登壇。錦戸が憧れの職業を告白した。
本作は、仮釈放された元受刑者たちを受け入れることになった架空の港町を舞台に、彼らの受け入れ担当となった市役所職員・月末(錦戸)が次第に翻弄されていく姿を描く物語。この日は映画の内容にちなみ、「誰も自分を知らない町で新生活を始めるとしたら、どんな職業につきたい?」との質問が投げかけられた。
衝撃の展開を迎える映画を観終わり、会場はやや騒然とした様子。錦戸は「いま、そういうの聞ける状況ですか!?」と企画を心配しつつも、「ちょっと大きめな声でしゃべりますね!」とサービスたっぷりに会場を盛り上げた。
錦戸は「僕が興味があるのは左官屋さんです」と告白。「壁を塗ったりとか、そういった職人技をひたすらYouTubeとかで見るのが大好きで。ああいうのをずっと見ています」とお気に入り動画を明かし、「生まれ変わったら左官屋さんになりたいです!」と宣言。「TOKIO兄さんを越えられるくらいの職人技を」と先輩に憧れるとともに、意気込んでいた。
松田は「映画のなかで運送業をやった。制服もしっくりきたので、運送業かな」と言いつつも、「ただ方向音痴なので、たどり着けるかわからない」とポツリ。マイペースなコメントで会場の笑いを誘いながら、「きっと、たどり着けるようになるまで時間がかかる。でもなんでもそう。やり続けないと、そう簡単にはできない。壁を塗る人でしたっけ?」と錦戸をチラリと見つめた。
さらに「それもたぶん、いろいろ壁が出てくるでしょうね」と突然うまいことを言い出した松田。これには錦戸も「なんでいきなり小噺になったんですか」と突っ込むなど、2人の絶妙なやり取りに会場からも拍手が起こっていた。
最後には全員で鏡割りを実施。錦戸も「初めてやった!」と鏡割りを笑顔で終え、「消化しにくいかもしれないけれど、観た人の数だけ答えがある映画になった。多くの人に観てもらいたい映画になった」と完成作に胸を張っていた。
取材・文/成田 おり枝