写真解禁も後押しに!?錦戸亮主演『羊の木』が2位に初登場
2月3・4日の映画動員ランキングは、『祈りの幕が下りる時』が土日2日間で動員13万6000人、興収1億7700万円をあげ、先週に続き1位をキープした。1日のサービスデーもあって、平日も高稼働。4日までの累計で、動員58万人、興収7億2200万円を突破している。
画像解禁が、今後の動員増への後押しに?
初登場作品で最上位に来たのは、土日2日間で動員9万5000人、興収1億2900万円をあげた2位の『羊の木』。過疎対策として、6人の元殺人犯を新住人として受け入れた港町を舞台にしたヒューマンサスペンスで、『桐島、部活やめるってよ』(12)、『紙の月』(14)の吉田大八監督がメガホンをとった。
主演の錦戸亮は関ジャニ∞のメンバーでジャニーズ事務所所属。これまで同事務所のタレントのインターネット上での画像使用はほぼNGだったが、1月31日に行われた会見で初解禁。錦戸が記念すべき“解禁タレント第1号”となり、大きな話題を集めた。“記者会見や舞台挨拶に登壇時の写真に限る”など制限付きだが、『坂道のアポロン』(3月10日公開)のプロモーションでHey! Say! JUMPの知念侑李も解禁第2号としてネット上に登場し、初日舞台挨拶をはじめ、今後の映画のプロモーションに変革を与えそう。
殺人鬼&紳士なクマ、全く違う役を松坂桃李が好演
3位に登場したのは、土日2日間で動員9万3000人、興収1億2800万円をあげた『不能犯』。宮月新原作・神崎裕也作画の人気コミックの実写化で、“見つめるだけで”相手を死に追いやってしまう驚異の殺人鬼と、彼の犯行を立証しようと奔走する刑事たちの戦いを映し出す。主演する松坂桃李は、5位の『パディントン2』でも主人公のクマ、パディントンの声(日本語吹替)を演じており、松坂の演技の幅を同時期に楽しめそう。
受賞レース次第で動員上昇!?の注目作も登場
ゴールデングローブ賞で4部門を受賞するなど、各国の映画祭で話題の『スリー・ビルボード』は8位に初登場。1位の『祈りの幕が下りる時』の334館という公開規模に対して、3分の1程度となる127館での上映ながら健闘。現地時間3月4日(日)に発表される米アカデミー賞でも作品賞など主要6部門にノミネートされており、その結果次第では日本での興行に勢いがつきそう。
今週末は、福山雅治が主演を務めるジョン・ウー監督のアクション作『マンハント』(2月9日公開)や、綾瀬はるか×坂口健太郎共演のラブロマンス『今夜、ロマンス劇場で』(2月10日公開)などが控える3連休。映画館に行くにはうってつけだが、9日(金)に平昌五輪が開幕。世界を相手にウィンタースポーツで熱戦を繰り広げる日本人の活躍を気にしつつ、映画館にもぜひ足を運んでほしい。
文/トライワークス
1位 祈りの幕が下りる時
2位 羊の木
3位 不能犯
4位 ジオストーム
5位 パディントン2
6位 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
7位 嘘を愛する女
8位 スリー・ビルボード
9位 キングスマン:ゴールデン・サークル
10位 8年越しの花嫁 奇跡の実話
※興行通信社調べ