パープル尽くし!伝説のミュージシャン、プリンスの遺品オークションが開始
音楽界に偉大な功績を残し、2016年4月に57歳でこの世を去ったミュージシャンのプリンス。没後2年近くが経ち、200点余りに及ぶ彼の遺品が競売にかけれることになった。
TMZ誌の報道によると、プリンスの遺品オークションはボストンに本部を置く団体「RR オークション」によって行われるという。今月8日から15日(現地時間)まで開催され、インターネットでも入札できるそうだ。プリンスと言えば、真っ先に思い浮かぶのは紫色だが、彼が自宅で愛用していた紫色のピアノは、開始価格5万ドル(約540万円)から入札できる。
1982年から85年にかけてプリンスが着用していた紫色のオーダーメイドパンツは、1万5000ドル(約160万円)から入札可能。プリンスは身長160センチと小柄で、パンツのウエストも63.5センチと細身だ。小柄な体格をカバーするために作られた、オーダーメイドのステージ用ハイヒールシューズは、開始価格5万ドル(約540万円)から。もちろん色はパープルで、かなり使い込まれた一品だ。
また、プリンスが監督、主演を務めた映画『プリンス アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(86)の手書き台本ノートは、入札開始価格2万ドル(約220万円)。他にも、手書きのメモや使用していたアクセサリー類など、ファン垂涎の品が並んでいる。
4日に行われた、第52回スーパーボウルでもプリンスを偲ぶシーンが見られた。今年度のスーパーボウルの開催地は、プリンスの生まれ故郷のミネソタ州ミネアポリス。地元出身の世界的ミュージシャンに敬意を表し、ハーフタイムショーに登場したジャスティン・ティンバーレイクは、プリンスの「I Would Die 4 U」を歌い上げた。紫色の照明の中、ステージの脇に下ろされたスクリーンにプリンスの映像が映し出され、“紫の貴公子”が甦るような演出だった。
UK在住/シャオ