宮崎駿の大ファンの監督作が『アリス〜』を抑えて全米興行1位!

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宮崎駿の大ファンの監督作が『アリス〜』を抑えて全米興行1位!

全米興行ランキングで3週連続1位をマークした『アリス・イン・ワンダーランド』(日本公開は4月17日)を抑え、今週初登場1位となったのは、少年と傷ついたドラゴンの交流と友情を描く冒険ファンタジー『ヒックとドラゴン』(日本公開は8月7日)だ。本作は日本でも人気が高い『リロ&スティッチ』(02)のクリス・サンダース&ディーン・デュボアのコンビが放つ最新作だ。

本作は通常の2D版と3D版が併映されているが、売上の68%が3D版という結果が出ている。全米では『アバター』(公開中)、『アリス・イン・ワンダーランド』の3D版が大ヒットしたが、『ヒックとドラゴン』を含めてもすっかり3D映画が市民権を得たようだ。

また、本作のクリス・サンダース&ディーン・デュボア監督たちは、大の宮崎駿ファンでもあると言う。2人は先日行われた本作のロサンゼルスプレミアで日本のファンに向けてこんなメッセージをくれた。「日本のアニメは子供向けだけの作品ではなく、すべての人々に語りかけるストーリー性があるところが大好きなんだ。僕たちもあらゆる人たちの心に語りかける作品を作ることにチャレンジしたよ。僕たちは宮崎駿監督の熱狂的なファンでもある。だからかかわるすべての作業に彼の影響が入っている。必ず日本のみなさんに感動してもらえる映画になっていると思うよ」。

そう語るふたりの監督作『ヒックとドラゴン』では、宮崎アニメにオマージュを捧げるシーンを発見できるかも。全米では、作品に対する評価も非常に高く、ウェブサイトBoxOffice Mojoによる一般客の鑑賞後の評価では、最も高評価であるAランクが全体の77%を占めるなど、クオリティーもお墨付きだ。

今年の夏休み映画では、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』(7月17日公開)が控えているが、宮崎ファンは、ぜひ『ヒックとドラゴン』もチェックしておきたい。【Movie Walker】

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