大泉洋、初めて「映画ドラえもん」を観たと衝撃告白!のび太くんを「世界一尊敬している」と大絶賛

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大泉洋、初めて「映画ドラえもん」を観たと衝撃告白!のび太くんを「世界一尊敬している」と大絶賛

今年で38年目を迎える春休みの定番「映画ドラえもん」シリーズ。その最新作『映画ドラえもん のび太の宝島』(3月3日公開)の公開に先がけて19日、東京・スペースFS汐留で「大人だけの先行試写会」が開催。完成したばかりの本作をいち早く鑑賞する熱心なドラえもんファンを前に、ゲスト声優として出演している大泉洋とお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄、脚本を務めた川村元気が登壇した。

劇中でのび太たちの前に立ちはだかる海賊、シルバーの声を担当した大泉は冒頭から「失礼ながらドラえもんの映画を通らずにバラエティ番組ばかり見て育ってきた人間です」と「映画ドラえもん」シリーズを一本も観たことがないという衝撃の事実を明かした。

それでも、現在6歳になる愛娘からのゴーサインで出演を決めたという大泉は本作を観て「泣けるとは聞いていたけれど、初めてドラえもんの映画の良さを知った。これまでの作品も1年ずつ遡って観ていきたい」とコメント。それにはすかさず高橋が「年内に全部観てくださいよ」とツッコミを入れた。

そんな高橋は、昨年公開された『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』にも古代語を喋る役柄として出演。これまで数多くのタレントが経験してきたゲスト声優だが、史上初となる2年連続の抜擢に「人間の言葉をしゃべる役に出世しました」と満面の笑みを見せた。

「(ドラえもんの映画は)毎年欠かさず観ていますけど、今年は脚本をもらった時からめちゃくちゃおもしろいとわかった」と興奮気味に明かす高橋は、大のドラえもんファンとして知られている。劇中でジャイアンとスネ夫がのび太に指示する“無茶振り”に、シリーズ第1作の『映画ドラえもん のび太の恐竜』(80)に通じる部分を感じたなど、ファンならではの注目ポイントを語ってくれた。

そして、一昨年歴史的大ヒットを記録した『君の名は。』のプロデューサーとして知られる川村もまた、自身の小説に「ドラえもん」のエッセンスを織り交ぜるなど大の藤子・F・不二雄ファンとしても知られている。「失敗したら死んでしまうというプレッシャーに震えながら書きました」と執筆時の心情を吐露しながら、シリーズでお約束となっている部分をクライマックスに出すというファン目線を忘れずに描いたことを明かした。

そんな中、大泉はなにを言ってもツッコミを入れてくれる芸人魂が光る高橋に大はしゃぎでボケを連発。まるでコンビ芸人のような絶妙なコンビネーションで会場を沸かせた。大人が泣ける作品ということで「子どもは観なくてもいいんじゃないの」などの爆弾発言を連発しながらも、劇中ののび太の姿に心打たれたことを明かした大泉は「のび太くん以上に勇気のある人は世界にいないと思います。この世で一番尊敬している」と賞賛。さらに現在開催中の平昌オリンピックにかけて「のび太くんこそ金メダリストです」と最高級の賛辞を送った。

取材・文/久保田和馬

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