サム・ワーシントン主演作『タイタンの戦い』のポスターが聖闘士星矢仕様に?
ギリシャ神話をもとに人間と神々の戦いを描いたアクション・アドベンチャー『タイタンの戦い』(4月23日公開)のポスタービジュアルを、人気マンガ「聖闘士星矢」で知られる車田正美が手がけることが分かった。
『タイタンの戦い』は『アバター』(公開中)に主演したサム・ワーシントンの最新主演作。神として生まれながらも人間の子として育てられたペルセウスが、人類を救う使命を背負って戦いに身を投じてゆく姿が描かれる。全米では4月2日に公開され、初日3日間の興行収入が6140万ドル(約57.7億円)を突破し、4月公開作品としては『ワイルド・スピード MAX』(09)に次ぐ全米歴代2位の記録をマーク。また、『アバター』に引き続き、3D版も好調な集客を見せている。
「聖闘士星矢」は「北斗の拳」や「ドラゴンボール」と並び、80年代を席巻した人気マンガ。86年にはテレビアニメも始まり、一大ブームを巻き起こした。またヨーロッパを中心に国外でも人気は高く、本作のメガホンをとったフランス人のルイ・レテリエ監督も、先に行われたロンドンプレミアの席で「聖闘士星矢」の大ファンであることを明かし、「『タイタンの戦い』で神々がクロス(鎧)を着ているのは「聖闘士星矢」へのリスペクトから」と語っている。
配給元のワーナー・ブラザース映画も、同じギリシャ神話をモチーフにしていることや、戦う男を描いたイメージが一致したことから車田正美に日本版ポスターの描き下ろしを依頼。作品のテーマや世界観に共感した車田もそれを快諾した。
車田自身「ギリシア神話ピカイチの英雄ペルセウス! 誰もが知っていながら誰も知らなかった物語の扉がついに開かれた! この日が来るのを半世紀待ってたぜ!!」と熱い応援コメントを寄せているだけに、ポスターの仕上がりが楽しみだ。【Movie Walker/大西愛】