役所広司が、松坂桃李が吼える!“東映実録路線”復活ののろしを上げる『孤狼の血』予告が完成|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
役所広司が、松坂桃李が吼える!“東映実録路線”復活ののろしを上げる『孤狼の血』予告が完成

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役所広司が、松坂桃李が吼える!“東映実録路線”復活ののろしを上げる『孤狼の血』予告が完成

今は亡き巨匠・深作欣二が生み出した「仁義なき戦い」シリーズなどで70年代に一世を風靡した“東映実録路線”。その熱き精神を東映自らの手で現代に蘇らせた意欲作『孤狼の血』が5月12日(土)から公開される。このたび本作から、血気盛んな男たちが吼えまくる予告編が解禁された。

物語の舞台となるのは暴力団対策法が成立する直前の昭和63年・広島。県警本部から所轄署に配属された日岡秀一は、暴力団との癒着が噂される刑事・大上章吾とともに金融会社の社員失踪事件の捜査を担当する。しかし常軌を逸した大上の捜査方法に戸惑いを抱く日岡。そんな中、町では対立する暴力団同士の抗争が激化しはじめる。

役所広司演じる刑事・大上の衝撃的な台詞から幕をあける予告編では、それぞれの登場人物の強烈なキャラクターが火花を散らしてぶつかり合う。ここ数年の役所の姿からは想像できない、かつて彼が出演した『シャブ極道』(96)を思わせるような迫真の演技に早くも注目が集まっている。そして彼とともに抗争に巻き込まれていく日岡を演じる松坂桃李の好演にも要注目だ。

また、江口洋介や竹野内豊、中村倫也ら暴力団員を演じる俳優陣の怒号、さらに銃声がこれでもかと言わんばかりに飛び交う本作。昨今コンプライアンスを重視する日本の映像業界では作られてこなかった、往年のヤクザ映画さながらの雰囲気が漂う。

喰うか喰われるかの命を賭けた男たちの熱いドラマが日本の映画界に一石を投じることは間違いないだろう。激しい抗争の先に待ち受ける“魂に焼きつくカタルシス”を是非とも劇場で目撃していただきたい。

文/久保田和馬

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