ダイアモンド☆ユカイ、スケキヨの誕生日ケーキに「食べると呪いがかかるとか?」

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ダイアモンド☆ユカイ、スケキヨの誕生日ケーキに「食べると呪いがかかるとか?」

角川映画を代表する3作『犬神家の一族』(76)、『人間の証明』(77)、『野性の証明』(78)の映画音楽を、オーケストラの演奏とミュージシャンの歌声で楽しむ『角川映画シネマ・コンサート』が4月13日(金)と14日(土)に東京国際フォーラムで開催。その制作会見が3月6日に神楽座で開催され、大野雄二、松崎しげる、ダイアモンド☆ユカイが登壇した。

会見では、大野が『犬神家の一族』の市川崑監督と『人間の証明』『野性の証明』の佐藤純彌監督との映画音楽のやりとりの制作秘話を明かした。

「市川(崑)さんは、音を出すとほとんどが『違う』と言われました。メロディックに普通の音楽をバックに使うと嫌がる方で、その場で何度も直しました。テーマ曲は、角川さんから先にダイレクトに頼まれていたので、先にできてました。佐藤さんは一切文句を言わない方で、すべておまかせされていました。おふたりは正反対でした」。

今回の角川映画3作について「僕はちょうど青春ド真ん中でした」と言う松崎。大野については「ずっとルパン世代で大野さんの曲を聴いてました。だから大野さんは、日本のミュージシャンのなかでは憧れの人。いっしょにコンサートができるのがうれしいです」と大野とのコラボレーションを喜んだ。

ダイアモンド☆ユカイは、高校生の時に公開された『人間の証明』について「僕はもともとマザコンなのでおかあさんの話には弱いんです。麦わら帽子のシーンが印象に残っています」と振り返った。大野たちについては「松崎さん、大野さんは、自分が憧れた先輩たちなので、本当に一緒にステージに立てるだけで光栄です」と恐縮した。

3月12日に56歳の誕生日を迎えるダイアモンド☆ユカイのために、『犬神家の一族』のスケキヨの特製ケーキが登場。ユカイは「食べると呪いがかかるとか?殺されたりしないですよね?」と言って笑いを取りながら「うれしいな。ありがとうございます」と満面の笑顔を見せた。

『角川映画シネマ・コンサート』は、3品のサウンドトラックを手がけた作曲家・大野雄二が、本公演のために特別に編成したスペシャル・オーケストラ・バンドの演奏を聴きながら、 映画の名場面を目と耳で楽しめるコンサートとなっている。

取材・文/山崎 伸子

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