さわやかアイドルから野獣系まで!演技派ぞろいの韓流スター、あなたは誰がお好み?
韓流スターと言えば、つい“美男子”を思い浮かべがちだが、実はそれだけではない。この春公開の韓国映画では、ビジュアルもさまざまな個性派イケメンたちが存在感あふれる演技を見せている!
まずは、ただならぬ大人の色気を漂わすMr.ダンディ、チョン・ウソン(44歳)。クライム・エンターテインメント『ザ・キング』(公開中)で演じるのは、検事のトップに君臨する権力者ガンシク。組織の闇と共に、若き検察官の欲望と絶望、再起の一代記が描かれる中、主人公の新人検事テスを演じるチョ・インソン(36歳)の好演を食うほどのギラギラオーラを放つウソン様。年を重ねるごとにアクが強くなってきた彼が、今作では権力にまみれ、飛び蹴りや殺しまで行うエリートを体現。どんなに狂った振る舞いでも、華のあるカリスマ性を放っているのだ。
さわやかアイドル枠は、2PMのメンバーであるオク・テギョン(29歳)。凄惨な殺人事件に伏線と謎解きを巧みに散りばめたスリラー映画『時間回廊の殺人』(3月17日公開)では、受刑者のケアをするチェ神父に扮している。端正でキュートな顔で、ストイックな聖職者を演じる姿は意外性もたっぷりだ。
韓国の次世代トップ俳優と言われるキム・スヒョン(30歳)は、演技力に定評がある若手実力派。線の細い顔立ちは印象が薄めだが、ひとたびスクリーンで動き出すと抜群のオーラを放つ。主演最新作『リアル』(4月14日公開)では、闇社会で生きる野心家のカジノオーナーと、仮面をつけたルポライターというクセのある二役を演じ分け、キレキレのアクションやセクシーな演技を披露している。
そして最後に紹介したいのが、野獣系スターの星であるマ・ドンソク(47歳)。『新感染 ファイナル・エクスプレス』(17)で影の主役と称された彼は、強面マッチョでありながら、なんとも憎めないクマさん顔。主演の新作『犯罪都市』(4月28日公開)で演じる無敵&規格外の怪物刑事は、彼のキャラを生かした彼のための役。実話を基にした、警察×ヤクザ×チャイニーズマフィアの戦いを描く豪快かつ痛快な肉弾アクションは、韓国で大ヒットを記録。脇役からブレイクし、“マブリー”(マ・ドンソク+ラブリーの意)の愛称で親しまれる彼の存在感そのものが、今の韓国映画界のトレンドなのだ。
精力的に“おもしろい映画”を生み出し続けている韓国映画界だけに、演じる韓流スターも魅力あふれる人物ばかり。好みのスターの出演作を楽しむもよし、これを機に新たなお気に入りスターを見つけるのもよしだ!
文/トライワークス