テイラー・スウィフトの新MV、KENZOのCMをパクった?と炎上!

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テイラー・スウィフトの新MV、KENZOのCMをパクった?と炎上!

先日発表されたテイラー・スウィフトの「Delicate」のMVが、2016年に制作されたKENZOの香水のCMにそっくりとの指摘が相次ぎ、「パクリなのでは?」と物議を醸している。テイラーはMV公開に先立ち、予告版のショートフィルムも何点か公開していたが、短い予告バージョンの時点で、既に「KENZOの広告に似ている」との声が上がっていたほどだ。

「Delicate」のMVは、豪華な劇場のレッドカーペットからスタートする。テイラーは大勢の記者に取り囲まれて愛想笑いをし、どこに行ってもファンにつきまとわれる。ところが通行人から魔法のメモを手渡され、テイラーは突然透明人間になってしまう。コミカルな動きを交えながら人々の間をすり抜け、建物の中を自由自在に歩き回るテイラー。ついには外に出て、雨の中で激しく踊っていると…?というストーリーで、監督は、韓国出身の著名MVクリエイター、ジョセフ・カーン氏だ。

一方のKENZOの広告も、クラシカルで豪華な建物が舞台。年配者たちに囲まれて退屈なスピーチを聞きながら、若い女性が愛想笑いをしている。女性は「ちょっと失礼」と席を外すと、誰もいない廊下でストレスを叩きつけるかのように、イブニングドレスのままで激しく踊り始める。型破りなダンスをしながら建物の中を歩き回り、最後には外に出て行って…というもので、キレのよい動きは一見の価値ありだ。主演女優のマーガレット・クアリーは、一流バレエ団「アメリカン・バレエ・シアター」でダンスを学んだ経歴の持ち主。映像監督は、『マルコヴィッチの穴』(99)などの作品で知られるスパイク・ジョーンズだ。

2つのビデオが似ているのは、舞台設定とストレスが爆発するシチュエーション、特徴的な振り付けといったところだ。音楽が全く違うので印象は異なるが、音を消してみると確かに似ている箇所が目立つ。もちろんテイラーには全く非がないことなので、MV制作者たちが対応に追われることになるだろう。

UK在住/シャオ

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