阿部寛、『のみとり侍』主演のプレッシャーを告白!斎藤工&豊川悦司は女性のもてなし方を伝授!?
小松重男の歴史小説を、『後妻業の女』(16)の鶴橋康夫監督が映画化した『のみとり侍』(5月18日公開)の大江戸プレミアが、4月2日に東京国際フォーラムで開催。阿部寛、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、鶴橋監督が舞台挨拶に登壇した。最初に阿部は、歌舞伎さながらに口上を披露し、会場を沸かせた。
阿部は、演じた“のみとり侍”という稼業について「女性に愛をお届けする添い寝業にございます。お察しのとおり、あっちの仕事にございます。あっちのせいでこの作品、R15+の指定を受けました」と苦笑い。
続いて阿部は「しかしながらご安心ください。16歳以上の女子高生のみなさま、おおいに明るく笑って帰れる作品に仕上がっております」と力強くアピールした。
また、映画にちなみ、女性をもてなし、喜ばせる方法についてクロストーク。斎藤は「相手の好きなところを100個書いた呪いの部屋みたいなところを作ってみたい」と言って笑いを取った。
豊川は「女性をもてなすという点においては、ここにいらっしゃる大竹さん、寺島さんに相当鍛えられました。逆らわない、前に出過ぎない、場合によっては目を合わせない」と言うと、会場は大爆笑。
大竹は「そう言いながら、私たちのことが好きなんだと思います」と余裕の笑みを浮かべると、寺島も「そうなんだと思います」と笑顔で口を揃えた。
最後に、鶴橋組に参加することが夢だったという阿部が「僕にとっては大変なことでした。二つ返事で受け入れられないほどのプレッシャーがありました。でも、ここにいる方たちに助けていただきました」と共演者陣に感謝した。
『のみとり侍』で阿部寛が演じるのは、藩主の機嫌を損ね、床で女性に愛を届ける裏稼業“猫ののみとり”にされてしまった越後長岡藩藩士・小林寛之進役。最初の相手となるのは、亡き妻そっくりな女性・おみね(寺島しのぶ)だった。
取材・文/山崎 伸子