舘ひろし、“働き方改革”問われ「石原プロは治外法権」と苦笑…『終わった人』の試写会に登壇

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舘ひろし、“働き方改革”問われ「石原プロは治外法権」と苦笑…『終わった人』の試写会に登壇

内館牧子の同名小説を、舘ひろしと黒木瞳をW主演に迎えて映画化した『終わった人』(6月9日公開)で、サラリーマン・OL限定試写会が、4月9日にスペースFS汐留で開催。舘ひろし、黒木瞳、中田秀夫監督が、舞台挨拶に登壇した。参加者とのQ&Aで「働き方改革」について尋ねられた舘は「石原プロは治外法権みたいなところです」とおちゃめに答え、笑いをとった。

定年後のサラリーマン役を演じた舘は「このお仕事、受けようかどうしようか迷いましたが、中田監督とご一緒できるということで、勇気をもって受けさせていただきました」と苦笑いした。

黒木は『終わった人』というタイトルについて「ギャグだなと思いました」と笑顔を見せ「中田監督とは3作目、舘さんとも4回目の共演となります」とうれしそうにコメント。舘は黒木について「かぎりなく夫婦に近い友人です」と深い信頼関係を口にした

世間を騒がせているタレントと事務所とのトラブルについて、舘は「うちは契約とかじゃなくて、なんとなく雰囲気でいるって感じ。契約書とかないんです。働き方改革がわからないような会社なので。うちのことは放おっておいていただきたい」とコメントし、笑いをとった。

また、50代のOLからエールを求められた舘は「30代にしか見えませんけど」とリップトーク。黒木は「舘さんはいまみたいに、女性の心を美しくする天才だと思っております。こういう男性と一緒にいると幸せになれるかもしれません」と笑顔で語った。

『終わった人』は、定年を迎えたエリートサラリーマンの田代壮介(舘ひろし)に人生の転機が訪れ、いろんな紆余曲折を経ていくという人間ドラマ。黒木は、美容師の妻・千草を演じ、『リング』(98)の中田秀夫監督がメガホンをとった。

取材・文/山崎 伸子

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