『映画ドラえもん』が29年ぶりの快挙!『ジュマンジ』も好調で日米のアドベンチャー大作が健闘
新学期がスタートして初の週末となった4月7・8日。動員ランキングは、家族で楽しめる日米のアドベンチャー大作など、まだまだ春休み映画の強さが目立つ結果となった。
『ドラえもん』がシリーズ歴代No.1動員数を記録!
特筆すべきは、4位にランクインした『映画ドラえもん のび太の宝島』だ。動員15万7000人を記録すると、累計動員が428万人となり、これまでのシリーズ歴代最高動員であった『映画ドラえもん のび太の日本誕生』(89)の420万人を突破。なんと29年ぶりに記録を塗り替え、1980年から始まった映画『ドラえもん』シリーズの歴代No.1ヒット作品となる快挙を達成した。
子どもだけでなく大人も「感動できる」「泣ける」と評判の本作は、ファミリーはもちろん、大人だけで観に来るドラえもんファンも多く劇場に詰めかけているとのこと。累計興収も約49億円とし、シリーズ初の50億円突破も目前となっている。
『ジュマンジ』『クソ野郎』…話題作もランクイン
今週末から公開された作品では『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が3位に初登場。全世界興収が9億5000万ドルを超えソニー・ピクチャーズの歴代1位という大ヒットを記録している本作だが、日本でも例に漏れず『ジュマンジ』旋風が巻き起こっている!
週末の動員は18万人、興収2億7300万円を叩き出し、1位『リメンバー・ミー』、2位『ボス・ベイビー』に続く3位は実写最高位。先行上映を含めると累計興収4億2400万円、累計動員26万人とヒット街道を邁進中。アドベンチャーというジャンルとの親和性の高い4D版も人気が高く、小学生から中高年まで幅広い層の支持を集めており、今後のさらなるヒットも期待できる。
また、8位には元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾らが主演するオムニバス作品『クソ野郎と美しき世界』がランクイン。週末には多くの劇場で舞台挨拶を開催し、彼らのファンが詰めかけ、86スクリーンという公開規模ながら健闘した。同舞台挨拶では「2週間限定公開で15万人動員を目指す」と公言していたが、公開3日間で8万7528人(※4月8日現在)の動員を記録しており、目標は早くも射程圏内となっている。
今週末には『パシフィック・リム:アップライジング』や、『名探偵コナン ゼロの執行人』『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』といったビッグタイトルが続々公開。果たして、公開から4週連続の興収1位をキープしている『リメンバー・ミー』や、ドリームワークス・アニメーション史上No.1ヒット中の『ボス・ベイビー』の牙城を崩せるか!?
文/トライワークス