Netflixドラマ「ロスト・イン・スペース」の仲良し3きょうだいが明かす、名作へのチャレンジと最高にマジカルな瞬間とは?
3人に撮影中の一番幸せだったできごとはなにか訊ねてみると、ミナは完成した映像を初めて観た時の感動だと即答する。「集中力が必要な作品だったから、ずっと一瞬一瞬に集中して全体像を忘れて没頭していたの。だから初めて作品の全体像を観て、『こんなに頑張ってきたのはこれのためだったのね!』ってテイラーと抱き合いながら喜んだの」と、その時を思い出しながら微笑み合うミナとテイラー。そんな2人の隣でマックスは「僕はその日、新しいスケボーに乗ってたんだ。あったかい天気だったからね」と末っ子らしくマイペース。
そんなマックスは、劇中で共演するロボットを初めて見た瞬間が幸せだったと明かす。「スタッフの人に『ロボット見にくる?』って言われて、スタジオの中の小屋に飛び跳ねながら行ったんだ。そしたら2m以上もあるロボットが、体をかがめて僕の頭に触れてくれたんだ!」と大はしゃぎ。小さいころからロボットが大好きだというマックスは、スタッフの粋な計らいに「本当にマジカルで最高な瞬間だったよ!」と目を輝かせた。
Netflixで全世界に配信される本作。定額動画配信サービスなどのVODが主流となった近年は、若い世代を中心にした映画館離れがささやかれている。現在23 歳のテイラーと、16歳のミナ、そして12歳のマックスは、まさにVOD世代。ところが3人は「映画は映画館の大きなスクリーンで観るのが格別だよ」とうなずきあう。
「たくさんの作品が観られるNetflixもいいけど、やっぱりポップコーンを食べながら友達やたくさんの観客と一緒に泣いたり笑ったりね」とテイラーが語ると、ミナも「スクリーンに向かって話しかけたり(笑)」と映画館がアットホームな空間として親しまれているアメリカらしい映画の楽しみ方で盛り上がる。
マックスも「僕も地元の映画館に行くと知っている人にたくさん会えるから大好きなんだ」とにこやかな表情。そして彼は「でも家族で予定を合わせるのが難しい時にはNetflixが便利だよね」と、どちらも分け隔てなく楽しむことができるVOD世代ならではの一面を垣間見せた。
取材・文/久保田 和馬
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