マーゴット・ロビー=ハーレイ・クインが主役の映画、監督に中国系アメリカ人女性が決定!
『スーサイド・スクワッド』(16)でマーゴット・ロビーが演じたハーレイ・クインを主人公にしたスピンオフ映画『Birds of Prey(原題)』の監督が、中国系アメリカ人のキャシー・ヤンに決まったと米Deadlineが報じた。
DCコミックスを原作にしたスーパーヒーロー映画で女性が監督を務めるのは『ワンダーウーマン』(17)のパティ・ジェンキンスと『New Gods(原題)』を監督する事が決まったエイヴァ・デュヴァーネイに続いて彼女が3人目。アジア人女性がスーパーヒーロー映画のメガホンをとるのは映画史上初だという。
キャシー・ヤンは、もともとはウォール・ストリート・ジャーナルのリポーターだった人物。ニューヨーク、香港、北京を拠点に表紙を飾る記事を数々執筆した後、短編映画の製作や脚本を手掛けていた。今年公開された長編監督デビュー作『Dead Pigs(原題)』では“豚”を軸に中国社会を鋭い目線で描き、サンダンス国際映画祭で大きな注目を集めた。
『Birds of Prey(原題)』は同名のコミックが基になっており、恋するサイコパスのハーレイ・クインと共に複数の女性キャラクターがチームとして悪と戦う設定だが、現時点ではこの作品にハーレイ・クイン以外のどんなキャラクターが含まれるかは明らかになっていない。
脚本を手がけるのは「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ『バンブルビー (原題)』(全米12月21日公開予定)を担当した女性脚本家のクリスティーナ・ハドソンで、今年末または来年の年明けに製作が開始される予定。
『ワンダーウーマン』に続き、役者のみならずスタッフも才能ある女性たちで固められた『Birds of Prey(原題)』は、きっと性別の隔てなく楽しめるスーパーヒーロー映画になると期待したい。
LA在住/小池かおる