GWは動画配信サービスでイッキ観!中毒性の高いNetflixオリジナルコンテンツはこれだ!
今年もゴールデンウィークが本格的にスタート。旅行やデートなどお出かけも良いが、家にこもって見逃していた映画やドラマの話題作をイッキ観するチャンスでもある。そこで今回は、クオリティの高いオリジナルコンテンツを次々と世に送り出している動画配信(VOD)サービス・Netflixから、見始めたら止まらなくなる注目作を紹介したい。
世界中で社会現象を巻き起こした「ストレンジャー・シングス 未知の世界」
まずおススメしたいのが、2016年7月のシーズン1配信以来、世界中で社会現象化している超人気ドラマ「ストレンジャー・シングス未知の世界」。その熱狂ぶりは凄まじく、アメリカとシンガポールのユニバーサル・スタジオではドラマをモチーフにしたアトラクションが今秋に誕生予定。大ヒットを受けて、キャストの出演料が10倍増で契約されるなど、影響力抜群の話題作だ。
舞台は1980年代のアメリカ・インディアナ州の架空の町ホーキンス。オタク少年4人組の1人・ウィルの謎の失踪をきっかけに、超能力を持つ少女との出会い、少女を追う政府組織との対立といった大事に巻き込まれながら、ウィルを見つけようと奮闘する仲間たちの姿が描かれる。
本作の魅力は『未知との遭遇』(77)や『E.T.』(82)など名作映画へのオマージュを巧みに取り入れた、スリリングで冒険心をくすぐるストーリー。映画好きなら、ドラマの中の風景にどこか懐かしさを覚えるかもしれない。また個性的な少年たちのキャラクター像や表情豊かな演技もクセになること必至。観終えた後は、また彼らに会いたいと思うことだろう。
2018年4月時点でシーズン2まで配信中の本作は、シーズン3の製作が決まり、シーズン4がファイナルシーズンになるのではないかと言われている。ブームに乗り遅れないためにも、ぜひチェックして欲しい。
1話30分!気軽に笑えるコメディ「マスター・オブ・ゼロ」
昨年エミー賞を受賞した、コメディアンのアジズ・アンサリが製作・主演を務める「マスター・オブ・ゼロ」。ニューヨークを舞台に、アンサリ扮する売れない俳優デフのうだつの上がらない日常や、一癖も二癖もある仲間たちとの交流を軸にしたコメディドラマだ。恋人との関係や将来への不安など誰もが共感できる普遍的なテーマを、小気味良いセリフのやり取りが生む笑いとともに、1話30分というお手軽な長さで描いていく。
注目すべきは、インド系アメリカ人であるデフの視点で描かれる物語に、NYで暮らすマイノリティの日常が反映されている点。アメリカ社会に未だ残る人種差別や、セクシャルマイノリティ当事者が置かれる現実が描かれているのだ。例えば、デフの親友・デニースが自身のセクシャリティを打ち明けるというエピソードがある。この回は、デニース役のリナ・ウェイスが脚本も担当し、ウェイス本人が体験したエピソードが反映されているそう。
根深いテーマを扱ってはいながらも語り口はあくまで軽妙、間口が万人に広げられている点が本作の懐の大きさを感じさせる。