桜井日奈子&吉沢亮、伝説的漫画の実写化に挑む!保健室でのキスは“史上最高のドキドキ”
原作の名場面としても知られる、保健室でのキスシーンも盛り込まれた。本作にはいくつかのキスシーンがあるが、“保健室キス”が一番最初のキス撮影だったそう。ベッドで眠っている光希に遊がそっとキスするシーンとなっており、桜井は「目をつぶっているところに、ふいにキスをされてびっくりするというシーンです。どんなタイミングで来られるのかわからないので、ソワソワしてしまって(笑)。ドキドキ、スリル感がありました」と照れ笑い。
すると吉沢も「僕もソワソワしてた!」とニッコリ。「いままでのキスシーンで一番緊張しました」と告白しつつ、「相手が眠っているということもあるし、この作品で初めてのキスシーンということもあって緊張しました。お芝居の流れもありながら、シーンとしてきれいに見せないといけない。スピード感や目をつぶるタイミング、角度などいろいろと考えていたら、頭がパンパンになってしまって(笑)。保健室に身長を測る用具があったので、撮影の合間に身長を測ろうと思っていたんですが、そんなことも完全に忘れるくらい緊張していました」とこだわり抜いたキスシーンであることを明かしてくれた。
共演の感想を聞いてみると「とってもノリがいい!」とお互いの顔を見合わせて笑うなど、息ぴったりの2人。恋が愛に変わる瞬間を演じきったいま、恋愛観に変化はあっただろうか?桜井は「本作にはいろいろな恋の形が描かれています。お互いの両親がパートナーチェンジするのだって、恋する気持ちは理屈じゃないということ。冒頭の光希は『そんなのあり得ない!』と思っているんですが、遊と出会って成長をしていくんです。光希はとてもストレートに気持ちを伝える女の子。私にはとてもできないと思います。銀太のように照れ隠しをしてしまうタイプかもしれません(苦笑)。光希がうらやましいなと思いました」。
吉沢は「人を好きになるって、本当にいいことですよね」と切り出し、「光希と遊のように、好きな人といるだけで、毎日があんなに楽しくなってしまうんですから。好きな人がいるということは、仕事にとってもプライベートにとっても活力になるんだと思います。遊の行動を見ていても、恋する気持ちって止められないものなんだなって思いました」と等身大の恋愛観を教えてくれた。
取材・文/成田 おり枝