擬人化ブームはついに“ひらがな”に。バカリズムが生みだした“ひらがな男子”ってなに?
軍艦が美少女キャラになった「艦これ-艦隊これくしょん-」に、名刀の数々がイケメンになった「刀剣乱舞」など、アニメのジャンルとしてすっかり定番となった“擬人化”キャラクター。なんと『劇場版 ひらがな男子 ~序~』(5月11日公開)では“ひらがな”が個性的なキャラクターに変身している。
日本テレビの深夜番組「アイキャラ」の企画としてMCを務めるバカリズムの発案でスタートしたのが「ひらがな男子」だ。文字が失われてしまった時代に現れた“ひらがな男子”たちが仲間探しの旅に出るというストーリーで、2017年10月にゲーム化されたのに続き、遂にアニメとなった。
ユニークなのは“ひらがな男子”たちの設定。イノシシの相棒“あんこ”といつも一緒にいる「あ」は、“明るく愛嬌”があり、好物は“あんぱん”というように、設定の最初の文字がそれぞれのキャラクター名と一致していること。「う」はうさんくさい占い師で好物はうどん。「ち」は知識豊富で口癖は「ちっとも!」、好物は茶。「の」は農村育ちでのりが好物…など、ついついひとりずつ設定を確認したくなってしまうキャラクターばかり。
まだ50音すべてが揃ったわけではなく、公式サイトで発表されているキャラクターは15名ほど。小文字の「ぁ」「ぃ」や接続詞の「ば」など、ひらがなを様々な角度で擬人化している。映画タイトルに“序”とあるので、今後の展開もますます気になるところ。まずは本作で“ひらがな男子”の魅力に触れてみよう!
文/トライワークス
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