ドレス選びが勝負の分かれ目!?セレブを虜にした女性経営者のファッションをチェック!
品格を損なわない戦闘モードの豪華ドレス
“退廃的な男たちの隠れ家”であるポーカールームを切り盛りするための戦闘服として、目立ち、男性の気を引く服を選ぶことは、モリーの戦略の一つだった。本作の衣装担当スーザン・ライアルがこだわったポイントは、「決して下品になりすぎずに胸の谷間を強調する」こと。男性客を魅了するため、胸元をまぶしく見せてアピールしながらも、ゲーム進行や掛け金を管理するにあたり、決してなめられないプロ感とビジネス意識もあわせ持つように。扮するジェシカは、シーンごとにめくるめくように変わる衣装を見事に着こなす。
特に、共謀するなじみの客と決裂したときに着ていたディースクエアードのスパンコールミニドレスは、かなり刺激的だ。
ドラマを彩る“重要な要素”となった衣装の数々…
シャネルのパールネックレスは、よくあるさりげないデザインではないため、衣装担当が入手に特に苦労したものだという。ダブルの“C”マークが2つ付いたシャネル感全開のネックレスは、モリー本人のお気に入りだったらしく、劇中、法廷での判決確定時に来ていた控えめな服装でもつけられている。
「客の前では同じ服を二度と着なかった」というモリーの言葉通り、七変化ならぬ百花繚乱するファッション。一夜にしてすべてを失う危うさと儚さをはらむ、モリーのドレスの華やかさは、ストーリーに重要な役割を果たす大切な要素なのだ。
文/トライワークス
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