MTVムービーアワード、最多ノミネートは『アバター』ではなくアノ作品

映画ニュース

MTVムービーアワード、最多ノミネートは『アバター』ではなくアノ作品

アメリカのテレビMTV主催の映画賞“2010年度MTVムービーアワード”のノミネートが発表され、全米歴代興行成績ナンバーワンに輝いた『アバター』を抜いて、コメディ『ハングオーバー』(邦題「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」7月3日公開)が、最優秀映画賞を含む最多の6部門にノミネートされた。

1992年に設立された同賞は米MTVテレビの視聴者の投票によるもので、若者を中心とした、より一般人の視点で作品が選ばれるため、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など他の賞とは違う結果になることもしばしば。昨年は『トワイライト 初恋』が同賞を席巻したが、今年は予想外の大ヒットとなった『ハングオーバー』の次に、『アバター』『ニュームーン トワイライト・サーガ』が作品賞を含む5部門でノミネートされており、『トワイライト』旋風はまだまだ勢いが衰えていないようだ。

上記3本のほかに最優秀映画賞にノミネートされているのは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と『アリス・イン・ワンダーランド』。また最優秀男優賞候補には、ダニエル・ラドクリフ、ロバート・パティンソン、人気急上昇中のチャニング・テイタム、最優秀女優賞候補にはアマンダ・サイフリッド、エマ・ワトソン、クリステン・スチュワートと、若者に人気の顔ぶれが出そろった。

そんな中にあって、最優秀女優賞候補に『しあわせの隠れ場所』のサンドラ・ブロック、そして最優秀悪役賞候補に『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツが選ばれているのはさすがだ。もしサンドラが最優秀女優賞に選ばれたら、6月6日に開催される授賞式に出席するのかにも注目が集まっている。【NY在住/JUNKO】

作品情報へ

関連記事