『インセプション』でディカプリオと共演の渡辺謙は作品の鍵を握る男!
レオナルド・ディカプリオ×渡辺謙初共演が話題の『インセプション』(7月23日公開)は、『ダークナイト』(08)のクリストファー・ノーラン監督が放つ次世代型サスペンス・アクションだ。ノーラン監督のオリジナル脚本による本作は、いまだストーリーは明かされていないが、謎に包まれていた渡辺謙の役柄が遂に明らかになった。
製作費1億6000万ドルの巨額を投じた本作は、ノーラン監督が16歳の頃から思い巡らしてきたアイデアを元に脚本を執筆したものだ。タイトルの『インセプション』は、「始め、開始、発端」を意味する言葉。この世で最も価値のあるもの“想像(アイデア)”を巡り、頭の中で繰り広げる次世代の犯罪を描く野心作だと言うが、台本の内容は厳重なガードで機密保持されていて、ディカプリオが、“人の頭の中に潜入しアイデアを盗む男”を演じていること以外、依然ベールに包まれたままだ。
ノーラン監督は、「事前情報を与えてくれない作品こそが、観客に最も驚きを提供できる。『インセプション』が何かというベストの説明は、映画を観てもらうことなんだ。そうすると完全に理解できる」と説明。異例の機密保持体制が敷かれている中、新たにIMAX劇場向けに制作された新ポスタービジュアルが到着! また、明らかになった渡辺謙の役柄については、「主人公に半ば強制的に仕事を依頼する、作品の鍵を握る重要な役なんだ。『バットマン ビギンズ』(05)で仕事をしたケンとは、是非また仕事をしたいと常に思っていた。今作の彼の演じた役は、実は脚本執筆の段階からケンをイメージして書いたんだ。強大な影響力を持った巨大企業のトップの役を力強く演じてくれた」とコメントした。
キャストは、ディカプリオ、渡辺謙を筆頭に、『(500日)のサマー』(09)のジョゼフ・ゴードン=レヴィット、『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(07)でアカデミー賞主演女優賞を獲得したマリオン・コティヤール、『JUNO ジュノ』(09)のエレン・ペイジ、2度アカデミー賞を受賞しているマイケル・ケインなど、日米英仏の国際色豊かな超豪華俳優が集結。撮影は、日本(東京)を皮切りに、米国(ロサンゼルス)、カナダ(カルガリー)、英国(ロンドン)、フランス(パリ)、アルジェリア(タンジェ)の世界6カ国、4大陸に渡って行われた。
ストーリー、キャスト、撮影規模と、いずれをとってもワールドワイドなスケールの映画となりそうな『インセプション』。ポスターを観るだけでも胸がワクワクする!【Movie Walker】