ボンド役続投のダニエル・クレイグ、報酬は27億円!
6代目ジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグが、来年11月全米公開予定の「007」シリーズ最新作の出演料として、2500万ドル(約27億4000万円)を受け取ることが報じられた。
ボンド役抜擢から12年が経ち、今までに4本の「007」シリーズに出演してきたダニエルだが、4作目の『007 スペクター』(15)公開時のプロモーションでは、ボンド役の継続に否定的な発言をしていた。2015年のタイム・アウト誌のインタビューでは、「このグラスを割って、手首をかっ切った方がマシだね。もう終わったんだよ。私がやりたいことは前進のみだ」「あと1、2年だろうけど…、またボンドをやるならば、金のためだけだね」と、ボンド役の降板を示唆していた。
この発言がきっかけとなり、次期ボンド役が誰になるかを予想する声も次々に上がっていたが、昨年夏にダニエルは続投を表明。新作の製作が発表され、“ダニエル・ボンド”のファンを喜ばせた。最新作の出演料としてダニエルが受け取る2500万ドルは、近年の映画1本分の報酬としては最高額だという。ニュースサイト「Variety」によると、出演料第2位はドウェイン・ジョンソンで、2020年公開予定の『レッド・ノーティス(原題)』は出演料2200万ドル(約24億円) だそうだ。第3位は『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)でヴィン・ディーゼルが得た報酬の2000万ドル(約22億円)だという。
3代目ボンドのロジャー・ムーアは7本、初代のショーン・コネリーは6本の「007」映画を残しており、ダニエル主演の新作が完成すれば、彼らに次ぐ記録を作ることになる。また、最新作公開時に51歳を迎えるダニエルは、『007/美しき獲物たち』(85)出演当時57歳だったロジャー・ムーアの“最年長ボンド”の記録にも迫りつつある。出演料でトップに立ったダニエルが、歴代ボンドとしての記録を更新していけるのかどうか、「007」ファンは期待と共に見守っていることだろう。
UK在住/シャオ