榮倉奈々、安⽥顕が自前の酒を持ち込んでの飲酒シーンに仰天「飲む気満々じゃないですか!」
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(6月8日公開)の完成披露試写会が、5月15日に109シネマズ二子玉川で開催。榮倉奈々、安⽥顕、⼤⾕亮平、野々すみ花、李闘士男監督が舞台挨拶に登壇した。クロストークでは、安田が飲酒のシーンで本当に飲みながら撮影していたことが暴露された。
榮倉と夫婦役で共演した安田は「榮倉さん、とにかく死んだふりするから。15回やるから。でも、あのすぐあとのシーン、相手がいないんですよ。榮倉さん、着替えているから。バタバタでね。うんざり感がよく出てるかなと」と苦笑い。
榮倉は「うんざりしてるなとは思ってました。申し訳ないなと思いながら死んでました」と恐縮する。安田が「でも、そのあと、2人でしゃべれる喜びがあって」と言うと、榮倉も「私も死んだふりのあとのシーンが毎回好きでした」と笑顔を見せた。
また、安田と大谷が2人が居酒屋で飲むシーンについて榮倉が「生々しいんです。男同士でこういうふうに話してるのかなと」と言うと、安田は「酔っ払って話すシーンね」とうなずいたあと、本当にアルコールを飲みながら演じていたことを告白。
李監督が「安田さんは泡盛をぐいぐいいかれてた」と言うと、野々も「リアルだったんですね!」と驚く。さらに安田が、クランクアップ日ということで、自前の酒を用意していたと聞くと、榮倉も「飲む気満々じゃないですか!」とびっくりする。
安田は「大丈夫。全部台詞どおりにやっていたから」と語ったが、李監督は「やるごとに芝居が変わって、編集がとても大変でした」と言って、会場の笑いを誘った。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は、「Yahoo!知恵袋」の投稿から始まったコミックエッセイの映画化作品。結婚3年目のサラリーマン・じゅん(安田顕)が帰宅すると、玄関で妻のちえが死んだふりをしていた。それ以降、ちえは死んだふりをするという奇行を繰り返す。
取材・文/山崎 伸子