阿部寛&豊川悦司&斎藤工の揃い踏みで色香放出!松重豊「バーッと匂ってくる」
『後妻業の女』(16)の鶴橋康夫監督が阿部寛を主演に迎えた映画『のみとり侍』の初日舞台挨拶が5月18日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、阿部をはじめ、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、松重豊、鶴橋監督が登壇。濡れ場も演じた阿部が「ちょっとエッチな映画です」と照れ笑いでアピールした。
本作は、床で女性に愛をお届けする裏稼業“のみとり”を命じられたエリート藩士・小林寛之進の悲喜こもごもを描く痛快な時代ドラマ。阿部は「R-15の映画。艶のある映画ですが、思いっきり笑っていただける作品になった。これは鶴橋さんにしかできない」と監督に感謝し、「劇場で大笑いできる、ちょっとエッチな映画です」と笑顔で会場に語りかけた。
裏稼業“のみとり”を描くとあって、濡れ場も多い本作。舞台挨拶でも濡れ場に関するトークで、会場が大盛り上がりとなった。寺島は「際どいシーンもあった。子どもも産んだので『大丈夫かな?』と思って監督に相談したら、『オーライ』と言ってくださった。監督のためだったらなんとかしたい、要望に応えたいと思わせてくれる不思議な魔力を持った監督」と腹をくくった撮影を述懐。
斎藤は「世の殿方の教科書になると思う」と本作の濡れ場を“教科書”と表現。豊川は「4人でのプレイ」を振り返り、「4Pっていうんですか?どういうねらいかわからずにやっていたけれど、これまたシュールですばらしい濡れ場になっていてびっくりしました」と印象的なシーンとなったことを明かしていた。
松重は「この時代の話で、1m80cmを超えたおっさんがそろうことはない。ありえない設定で、江戸時代を遊ばせていただいた」と時代劇にも関わらず、高身長の役者がそろったことに触れて会場も大爆笑。松重は、豊川が馬に蹴られるシーンでの“色気”に驚いたそうで「異常に色っぽい。男なのに、ドワーッとくるくらい。必見です」と感嘆。ステージ上で阿部、豊川、斎藤の3人が並んだ姿を見ても、「(色香が)バーッと匂ってきますね」と語っていた。
取材・文/成田 おり枝