映画『HURRY GO ROUND』で知る、ロック史に輝くhideという存在
1998年5月2日にX JAPANのギタリストhideが永眠してから約20年、彼の存在と音楽は、いまもみずみずしい輝きを放ちながら、新しいファンを生みだし続けている。hideはどのような人生を駆け抜けたのか?また、いまも歌詞の解釈を巡って意見が交わされる、事実上最期の曲「HURRY GO ROUND」に込められていたものとは?
直撃世代・10~20代にも未だ刺激的な、稀有なアーティスト
若手俳優の矢本悠馬がナビゲーターとして、hideの足跡を旅しながら、その真相に迫るドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が、5月26日(土)から全国で公開される。
きっと40代以上で、hideの名を知らない人はいない。10代〜20代でも、ロックファンであれば知っている人も多いだろう。ド派手なピンクのヘアスタイルと蛍光カラーのファッションはhideのトレードマークとなり、原宿にアパレルショップを持つなどアーティストがファッションブランドを手がける先駆けとなった。
また、轟音でありながら壮快さと痛快さを携え、チャーミングなアイデアが満載されたロックサウンドは、hideの真骨頂と言える。ミリオンヒットを記録したX JAPANのメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』の収録曲「CELEBRATION」をはじめ、「Miscast」「Joker」などhideが手がけた楽曲は、X JAPANのライブの盛り上がりパートには欠かせないものだった。さらにX JAPAN解散後、hide with Spread Beaverとして発表したシングル「ピンクスパイダー」はミリオンヒットを記録。元キリング・ジョークのポール・レイヴンらと組んだロックバンド“zilch”でも、海外に名前を轟かせていた。
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関係者へのインタビューがhideの人物像を浮かび上がらせる!
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