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映画『HURRY GO ROUND』で知る、ロック史に輝くhideという存在

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映画『HURRY GO ROUND』で知る、ロック史に輝くhideという存在

1998年5月2日にX JAPANのギタリストhideが永眠してから約20年、彼の存在と音楽は、いまもみずみずしい輝きを放ちながら、新しいファンを生みだし続けている。hideはどのような人生を駆け抜けたのか?また、いまも歌詞の解釈を巡って意見が交わされる、事実上最期の曲「HURRY GO ROUND」に込められていたものとは?

映画のメインビジュアルは、ファンも見たことのないhideの初公開写真が用いられている
映画のメインビジュアルは、ファンも見たことのないhideの初公開写真が用いられている[c]2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会

直撃世代・10~20代にも未だ刺激的な、稀有なアーティスト

若手俳優の矢本悠馬がナビゲーターとして、hideの足跡を旅しながら、その真相に迫るドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が、5月26日(土)から全国で公開される。

ナビゲータの俳優・矢本悠馬はhideの墓参りに訪れ、いまも彼がファンに愛され続けていることを実感する
ナビゲータの俳優・矢本悠馬はhideの墓参りに訪れ、いまも彼がファンに愛され続けていることを実感する[c]2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会

きっと40代以上で、hideの名を知らない人はいない。10代〜20代でも、ロックファンであれば知っている人も多いだろう。ド派手なピンクのヘアスタイルと蛍光カラーのファッションはhideのトレードマークとなり、原宿にアパレルショップを持つなどアーティストがファッションブランドを手がける先駆けとなった。

hideの墓石には、事実上の最後の楽曲「HURRY GO ROUND」の歌詞が刻まれている
hideの墓石には、事実上の最後の楽曲「HURRY GO ROUND」の歌詞が刻まれている[c]2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会

また、轟音でありながら壮快さと痛快さを携え、チャーミングなアイデアが満載されたロックサウンドは、hideの真骨頂と言える。ミリオンヒットを記録したX JAPANのメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』の収録曲「CELEBRATION」をはじめ、「Miscast」「Joker」などhideが手がけた楽曲は、X JAPANのライブの盛り上がりパートには欠かせないものだった。さらにX JAPAN解散後、hide with Spread Beaverとして発表したシングル「ピンクスパイダー」はミリオンヒットを記録。元キリング・ジョークのポール・レイヴンらと組んだロックバンド“zilch”でも、海外に名前を轟かせていた。

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