AKB絶賛の『トイ・ストーリー3』にトトロ登場!その理由とは?

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AKB絶賛の『トイ・ストーリー3』にトトロ登場!その理由とは?

ディズニー/ピクサーの人気CGアニメ映画第3弾『トイ・ストーリー3』(7月10日公開)が遂に完成。5月25日に本作の完成披露試写会と、リー・アンクリッチ監督、プロデューサーのダーラ・K・アンダーソンによるティーチインが恵比寿ガーデンホールで行われた。後半では、カウボーイ人形・ウッディと、スペースレンジャーのおもちゃ・バズのキャラクターや、シリーズの大ファンだというAKBの宮澤佐江、高橋みなみ、北原里英、宮崎美穂も駆けつけ、賑やかなイベントとなった。

『トイ・ストーリー』シリーズに編集や共同監督として携わってきたアンクリッチ監督は、パート3の製作にあたり、これまでの世界観を壊さないよう気をつけたと言う。「キャラクターは、これまでのシリーズに忠実じゃないといけなかった。僕はシリーズ3作すべてに関わっているが、1作目の16年前から携わっているからキャラクターは家族と同様です。時間は経っているが、まるで大きな物語の一部であるようにしないといけないと思いました」。

気になるのは、劇中で宮崎駿の人気アニメ『となりのトトロ』(88)のトトロがおもちゃとして登場している点だ。これについてダーラ・K・アンダーソンプロデューサーはこう説明してくれた。「スタジオジブリとピクサーは、長年友情関係で結ばれてきました。そのことを確認し合うということで、宮崎駿監督に聞いたら、おもちゃとして登場させることを快諾してくれたので、オマージュとして出てきます」。実際トトロは違和感なくおもちゃたちと共演しているのでお見逃しなく。

また、気になる3D版の映像については、監督がこう語ってくれた。「重要視したのは、3Dの方式を仕掛けのようには使わないこと。仕掛けじみたことをしてしまうと、物語が阻害されてしまうから。『3Dがかっこよかった』という作品になると失敗だと思っています。だから『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)同様に、スクリーンは3次元の世界を映し出す窓だと考えたし、今までと同様にいい映画を作りたいという思いは変わっていないです」。

その後、AKBの4人も登壇し、会場にやってきたウッディとバズのキャラクターたちと大喜びで抱擁しあった。さらに、本作に感化された宮崎美穂から「大きくなったら映画を作りたいです!」という大胆発言が飛び出し、監督やプロデューサーが笑顔で「今すぐ雇います(笑)」と激励するひと幕も。

『トイ・ストーリー3』は、シリーズ最高の出来との前評判どおり、かなり面白く仕上がっている。日本公開は7月10日(土)なので、首を長くして待ちたい。【Movie Walker/山崎伸子】

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