高橋未奈美&佐倉綾音が語る!「性別が言い訳にならない」友情の先にある女子同士の恋愛

インタビュー

高橋未奈美&佐倉綾音が語る!「性別が言い訳にならない」友情の先にある女子同士の恋愛

女子高生同士のピュアな恋と友情を描いた、人気コミック「加瀬さん。」シリーズのアニメ『あさがおと加瀬さん。』の劇場公開が6月9日(土)よりスタート。本作で内気な緑化委員の山田結衣を演じた高橋未奈美と、陸上部のエースで人気者の加瀬友香に扮する佐倉綾音に直撃インタビュー!劇中の“山田”と“加瀬さん”さながらガッツリ共演するのは今回が初めてという2人に、キャラクターの魅力や劇中で描かれる女子同士の恋愛について語ってもらった。

「女子高生のリアルな青春も描いています」(高橋)

「山田は真っすぐなところがすごい」と話す高橋
「山田は真っすぐなところがすごい」と話す高橋

――本作では付き合い始めたばかりの山田と加瀬さんの物語が展開されます。どこに注目してほしいですか?

高橋「女の子同士の恋愛ということで百合作品ではあるのですが、絆や友情など、女子高生のリアルな青春も描かれています。3本立てになっていて、最初の2つは付き合い始めたばかりのワクワク感とか笑顔の描写が中心で、3つ目になると進路など、悩む場面が多くなります。ふたりがいろんな表情を見せるので、そこに注目してほしいですね」

佐倉「たまたま好きになった人が互いに女性だったというお話で、ふたりの恋愛が瑞々しく爽やかに描写されています。もちろん、『女の子同士だけどどうしよう』と悩んだりもしますが、それが重たいテーマになることはないので、ストレスなくご覧いただけるかと思います」

――山田と加瀬さんの魅力を教えてください。

佐倉「加瀬さんはカッコいいです!周りが見えていて人気者で、スポーツができて、何でも持っている人。ただ、もろいところもあって、山田の前ではそういう部分が出るのも彼女の魅力の一つです」

高橋「山田はとにかく真っすぐで、やってあげている感がないところがすごいですね。草花のお世話もそうですけど、加瀬さんに対してもお弁当を作りたいから作っているのであって、だから加瀬さんがいなくても『いないのか~。せっかく作ったのに…』ってならないんです。でも、浮かれる気持ちがないわけではなく、引っ込み思案だけど、根底にある感情の豊かさかも魅力的ですね」

「大好きな山田をこういう気持ちにさせたい、させたくない」(佐倉)

キャラクターを「男性や女性という前に、一人の人間として捉える」と話す佐倉
キャラクターを「男性や女性という前に、一人の人間として捉える」と話す佐倉

――それぞれ演じる上で意識したことは?

高橋「すごくナチュラルな作品なので、とっさの反応や受け取り方も、そこまで過剰にないように注意しました。アニメーションっぽくならないように、リアルな女子高生ならどういう反応をするかなって考えていましたね」

佐倉「私は基本的に、男性や女性という前に、一人の人間としてキャラクターを捉えることが多いので、特にイケメンに演じようなどは気にしなかったです。大好きな山田をこういう気持ちにさせたい、させたくない、といった純粋な感情を拾った時に加瀬さんという人物が完成するのかなと思っています」

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