『アデル』新ミューズのルイーズとリュック・ベッソン監督にほしのあきが大はしゃぎ!
『アデル ファラオと復活の秘薬』(7月3日公開)のリュック・ベッソン監督と主演女優ルイーズ・ブルゴワンが、6月7日にザ・リッツカールトン東京で来日記者会見を開催。4月にアイスランド火山噴火による欧州航空機関の停止でやむを得ずキャンペーンを延期したふたりだったが、今回はそろっと無事に来日を果たした。ルイーズはこれが初来日となる。また、特別ゲストとして、本作の“宣伝ミューズ”となったほしのあきも登壇し「本作の宣伝を頑張ります」という所信表明を行った。
リュック・ベッソン監督の新たなミューズとなったルイーズは、本作で女性版インディ・ジョーンズのような勇敢で行動的なヒロインを好演している。ルイーズは、本国フランスではテレビのお天気お姉さんとして注目され、08年にスクリーンデビューしたばかりの新進女優だが、本作『アデル』で世界的にブレイクするのは間違いなさそうだ。
サーモンピンクのワンピースで登場したルイーズは「ミナサン、コンニチハ!」と元気に日本語で挨拶。さらに「アリガトウゴザイマス! オイシイ、デスカ?」と続け、昨日から練習してきた日本語に会場から拍手が上がる。ベッソン監督は「私は30年くらい前から日本に来てますが、彼女の方が日本語が上手ですね。お寿司の名前も彼女の方がよく知っています(笑)」。
ベッソン監督は「経済危機で暗い今の世の中、アーティストとしてどういう映画を撮ればいいかを考えた時、楽しくて軽やかな映画がいいんじゃないかと思って本作を撮りました。パリの美しい色を再現してるので、日本の方の反応が楽しみです」とアピール。
監督のお気に入りのシーンは、ルイーズが特殊メイクで太った料理人に変装するシーンだとか。「彼女がお相撲さんみたいになります。スカートの中にクッションをいっぱい詰めてたので、その時はみんなに『ルイーズのおしりを触ってもいいよ』と言いました。私も触りましたよ(笑)」。ルイーズも「劇中で9回変装をしていますが、楽しい思いをさせてもらいました」と笑顔で語った。彼女のお気に入りの衣装は、ポスタービジュアルにもなっているグリーンのコートだそうだ。
その後、本作の宣伝を買って出たというほしのあきが登場。アデルの劇中の衣装を意識したという短いスカートで現れたほしのにベッソン監督は、「アデルがこんなミニスカート履いてたら仕事にならなかったでしょうね」と苦笑い。さらに、ほしのは「監督はヒロインをとっても魅力的に撮る監督で、素晴らしいです! 何かの機会があれば私もぜひ!」と猛烈にアピールすると、ベッソン監督は「『不思議の国のアデルにしましょうか。私はうさぎ役をします」と、おちゃめにコメント。
その後のフォトセッションでは、ルイーズが「シブヤシューズ」と言って、昨日渋谷で買ったばかりという靴を指差し、マスコミ陣は大ウケ。ベッソン監督が見出した新たなミューズの笑顔に、会場は釘付けの会見となった。【Movie Walker/山崎伸子】