『アデル』のルイーズ・ブルゴワン、プラダの黒のミニドレスで悩殺！

新たなミューズ、ルイーズ・ブルゴワンをヒロインに迎えたリュック・ベッソン監督最新作『アデル ファラオと復活の秘薬』(7月3日公開)の日本最速試写会が6月8日、ユナイテッド・シネマ豊洲で開催された。この試写会の目玉はなんといっても、主演女優ルイーズ・ブルゴワンとリュック・ベッソン監督が舞台挨拶を行うということ。ふたりの姿を一目見ようと会場は超満員、そしてスクリーンにリュック・ベッソン監督のメッセージが流れ、MCがふたりの入場を告げると観客は大興奮！ 舞台最後方から観客席の間を縫って、ルイーズ、ベッソン監督の順でやって来る。ルイーズもベッソン監督も観客と気さくに握手をかわし、ゆっくりと舞台へ。今日のルイーズはプラダの黒のミニドレスに身を包み、すらっと伸びた細くて長い脚がなんとも魅力的だ。

「こんばんは」と日本語で挨拶をしたベッソン監督は「25年ぐらい前から日本に来ているけど、いつもとても楽しい。でも残念なのは桜の時季に来られなかったこと(4月に来日予定だったが欧州の火山灰の影響でキャンセルとなった)。桜を見たいんだ。でも全然見られない。だから、皆さん、桜の頃に是非電話をください」と会場を笑いに誘った。ルイーズは覚え立ての日本語で「こんばんは、みなさん、ありがとうございます」と挨拶後、「日本語が好きなのでいつか話したいです」と日本語への興味を語り、来日してから渋谷でショッピングしたり、明治神宮に行ったことも披露、また一番好きな日本語は？の問いに「きれい」と答えてくれた。

映画の話題にも触れ、ベッソン監督から主役のオファーを受けた時の気持ちを聞かれたルイーズは「女優としては初心者なのに、涙ありアクションありの主役をいただけたのは私にとって本当に大きなチャンスです」と喜びを表現。テレビ番組出演時からの周囲の変化について聞かれ、「ビートたけしさんの番組に出ていたのに、いきなり女優として注目されたようなもの」と冗談まじりに答えた。ベッソン監督があとを引き取り「北野さんはフランスで人気があるし、俳優としても監督としても素晴らしい。今、パリで彼のエキジビションをやっている。僕たちは日本にいるのにね」と笑いながら語ってくれた。

最後に日本のファンに向けてのメッセージでは、ベッソン監督は「パリに行かれたことのある方は？(会場からかなり手が上がる)多いですね。じゃあ1912年のパリに行ったことは？ないですね？よかった！じゃあ、きっと喜んでもらえるよ。世の中、不況で暗いし、心配事も多いけど、だからこそ軽やかで笑ってもらえる映画を作りました。旅行気分で楽しんでもらえれば。嫌なことを忘れ、笑って映画館を出られる作品です。特に女性の皆さんは衣装、レース、帽子、手袋に注目してください」と作品の注目ポイントを紹介すれば、ルイーズも「4ヶ月間の撮影で良い経験ができました。ルーブル美術館、コンコルド広場、植物園など素敵な場所で撮影でき、そして素敵な俳優陣に囲まれ、衣装も魅力的でした」。そして最後に「いつもは日本人の観光客がたくさん集まっていて全く見えないモナリザが、夜のルーブルの撮影でゆっくり見られました」としっかり笑いで締めくくってくれた。

『アデル』はタルディ原作のフランスのコミック。子供から大人まで誰でも知っているヒロイン・アデルの活躍をルイーズがどのように演じているのか。想像するだけでもわくわくする。公開は7月3日(土)から。ルイーズ＝アデルの冒険の幕開けまで、もうまもなくだ。【MovieWalker】