『きなこ』舞台挨拶で夏帆がサムライジャパンを激励「夢をあきらめないで」

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『きなこ』舞台挨拶で夏帆がサムライジャパンを激励「夢をあきらめないで」

夏帆が、実在のズッコケ見習い警察犬“きな子”をトレーニングする見習い警察犬訓練士に扮した『きな子 見習い警察犬の物語』(8月14日公開)の完成披露試写会が6月10日に銀座のピカデリー2で開催された。夏帆、寺脇康文らメインキャストたちに小林義則監督、映画に出演したラブラドール・リトリーバーのきな子とジャックラッセルテリアのロッタが登壇。

最初に登壇したのは、夏帆、寺脇、戸田菜穂、平田満、広田亮平、大野百花、小林監督。まずは見習い警察犬訓練士・杏子役の夏帆が、「私にとって新しい役で、劇中の杏子と共に成長していったという感じです」と、初の動物映画に出演した感想を語った。情に厚い訓練士・番場役の寺脇は「今回は完全ノーメイク。そしたら小林監督から『寺脇さん、汚いですね』と言われ、見たら本当に汚くて(笑)。ひげも剃ってないし、そこら辺も楽しんでください」と挨拶して会場は大爆笑。

ひと通り挨拶が終わると、劇中でもユーモアあふれる表情を見せてくれた犬のきな子とロッタが、ドッグトレーナー宮氏と共に登場。今回登場するきな子は、“ズッコケ犬”ということで、あまり頭はよくないが愛敬たっぷりの犬を選んだと言う宮氏。「でも、大丈夫でした。助手にすばらしいドッグトレーナーがいてくれたので。あ、夏帆っていう子だったんですが、きな子と常に一緒にいてもらって、意思疎通ができるように配慮してもらいました」と、夏帆の訓練士ぶりをねぎらった。

それを受けて夏帆は笑顔でコメント。「そう言ってもらえると嬉しいです。撮影はすごく大変で、どうやったらきな子に好いてもらえるんだろうと考えて臨みました。結果、エサで釣るのが一番だとわかったんですが(笑)、貴重な経験をさせてもらって感謝の気持ちでいっぱいです」。劇中で夏帆ときな子は相性ぴったりに思えるが、夏帆いわく「きな子と杏子のラブストーリーだと思って臨みました」と聞いて納得。

その後、明日開幕するサッカーのワールドカップに向けて、犬たちは青いユニフォームに衣装チェンジ! みんなで応援する意味を込めてくす玉も用意され、夏帆と寺脇が掛け声に合わせて元気に割った。そして夏帆は、「“夢を諦めない”というキーワードを大切にして頑張ってほしいです」と、寺脇は「国を背負うことはプレッシャーだけど、みなさんも楽しんで本番に望んでほしい」と、熱いメッセージを贈った。

『きな子 見習い警察犬の物語』は、半人前の警察犬訓練士役の夏帆と、愛敬たっぷりのきな子が互いに成長する姿にエールを送りたくなる映画。観れば元気をもらえる力作となっているので、サッカー日本代表共々応援していきたい。【Movie Walker/山崎伸子】

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