東出昌大が“愛の極限”を体現!『寝ても覚めても』の予告とビジュアルに熱視線
東出昌大が俊英・濱口竜介監督とタッグを組み、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化する『寝ても覚めても』。このたび、9月1日(土)に公開される本作の心揺さぶるビジュアルと、90 秒の予告が到着した。
本作の舞台は東京。カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想いを伝えてくれる亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていき、2人は仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつての恋人・麦(ばく)に顔がそっくりだったのだ…。
2人の同じ顔をした男と、その間で揺れ動く女を描いた恋愛映画である本作は、主演の東出昌大が、同じ顔をしていながらもまったくタイプの違う男・亮平と麦という1人2役に挑み、新星・唐田えりかがヒロインの朝子を演じている。
監督を務めるのは『ハッピーアワー』でロカルノ国際映画祭、ナント三大陸映画祭をはじめ数々の映画祭で受賞を果たし、本作で第 71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、その名を世界に轟かせた濱口竜介。これまでも作品を発表するたび映画ファンを唸らせてきた濱口だが、自ら映画化を熱望した本作で満を持して商業映画デビューを果たした。
本作は、第 71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され海外メディアの絶賛を受けており、満を持しての凱旋となる。このたび完成した本ビジュアルでは、男の寝顔を朝子が幸せそうな顔で見つめている一方、緊迫した面持ちでお互い見つめ合う様子も映し出されており、朝子の目の前にいるのは、麦なのか、亮平なのか。「愛に逆らえない。」のコピーも合わさり、揺れる彼女の心情が象徴されたデザインとなっている。
また、主題歌がtofubeats が手がける「River」に決定。予告でも使用された主題歌は、彼らにしか表現できないセンチメンタルな音に仕上がっており、映像と合わさることによってより一層感情を揺さぶるラブソングとなっている。tofubeats は本作で初めての映画音楽に挑戦しているが、映画の情感を盛り上げる劇伴にも注目だ。
物語の主軸となる2人のほかにも、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子など、一癖も二癖もある演技派キャストが脇を固めるなど、予測不可能な顔合わせが実現。
人は人のどこを好きになるのか。恋愛を経験したことのある誰もが心を揺さぶられる“大人の恋愛映画”を目指すという本作は、世界の舞台での試練を経て凱旋した。日本でこの愛の物語がどう受け入れられるのか、注目したい。
文/編集部