ジャッキー・チェンが子育てスパイ!電子レンジや冷蔵庫を使ってアクション!
ジャッキー・チェン、ハリウッド進出30周年記念作『ダブル・ミッション』(6月19日公開)はいつものアクション映画と少し勝手が違う。ジャッキーは、表向きは冴えないペンのセールスマンだが、実はCIAの中国人スパイ、とここまでならよくある設定だが、今回彼を悩ませるのは、極悪非道な強敵ではなく、かわいい3人の子供たちだ。一体なぜ!?
それは、ジャッキー扮するボブ・ホウが、シングルマザーの恋人ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)の留守中、彼女の子供たちの面倒を見ることになったからだ。子育てに不慣れなのはもちろん、子供たちから嫌われているという最悪な状況で、ジャッキーが奮闘する姿がおかしい。演じたジャッキーはボブについてこう語っている。
「今回は空を飛び回るわけじゃないし、人間離れしたことはしてないよ。屋根へ上ったり、飛び降りたり、身の回りにある物を使って戦うんだ! 電子レンジ、冷蔵庫、灰皿、かぼちゃなど、子供が使うものなら何でもいいんだ」。
本作では、子役と一緒にアクションもこなしている。注意した点を聞いてみると、「子供たちとのアクションシーンには神経を使ったよ。とにかく安全が最優先なんだ。あと今回は親子でも楽しめる映画だから、映像的に使える?使えない?ってアクション監督と確認しながら撮影したよ。安心して観られる映画にしたかったからね」。
撮影現場の雰囲気はとても良かったそうで、それは映画にも反映されているようだ。「映画を観てもらえたら僕が楽しそうにしているのがわかるよ。ただ撮影は大変だった。少なくとも僕にはね。だって全てのアクション監督もしたんだから! 自分も演技して、笑いも盛り込んで、撮影中はずっと疲れ果てていたよ(笑)」。
アクションはまだまだ現役のジャッキー。「ジャッキーの映画大好き」と子供たちに言われるのがとても嬉しいそうだ。「家の子が大ファンですって言われるとアクション映画を何十年も続けて来て本当に良かったなって思う。まだ3〜5歳の子供たちが僕を知って、応援してくれるなんて本当に嬉しいことさ」。
毎回、感嘆させられるジャッキーならではのスーパーアクション。現在56歳だが、還暦を過ぎても生涯現役でバリバリやっていってほしい。【Movie Walker】