ルイ王子洗礼式、出席者の顔ぶれにざわめきと不安の声
現地時間9日午後、ウィリアム王子とキャサリン妃の第3子、ルイ・アーサー・チャールズ王子の洗礼式が、セント・ジェームズ宮殿内の王室礼拝堂で行われた。今回の洗礼式にはウィリアム王子夫妻と子どもたちはもちろんのこと、ヘンリー王子夫妻、チャールズ皇太子夫妻、キャサリン妃の家族、そしてルイ王子のゴッド・ペアレンツとなる親戚や友人たちが出席して、王子の受洗を祝福した。
出席者の顔ぶれを見た英国民が大きな不安を感じたのは、エリザベス女王、そして夫のフィリップ王配の不在だった。2010年に誕生した初めてのひ孫、サバンナ・フィリップスの洗礼式に始まり、2013年のジョージ王子の洗礼式、2015年のシャーロット王女の洗礼式と、女王はひ孫の慶事にほぼ欠かすことなく出席していた。
公務に穴をあけることも稀なエリザベス女王だが、6月下旬には「体調が思わしくない」との理由で、大きな公務を直前でキャンセルしている。しかし英国通信協会の発表によれば、今回の女王の欠席は健康上の理由ではなく、ウィリアム王子夫妻と事前に話し合ってあらかじめ決めていたことだという。
女王はノーフォークでの出張公務から戻ってきたばかりのうえ、洗礼式の翌日にはイギリス空軍の100周年記念行事、その3日後にはトランプ大統領の訪問が予定されており、重大公務を立て続けに控えていることが欠席の大きな理由だったようだ。
昨夏のフィリップ王配の引退後、以前より多くの公務負担がエリザベス女王の双肩にかかっており、92歳の女王がお疲れ気味であることは間違いない。デイリー・メールに掲載された洗礼式全体のリポート記事には、ルイ王子やキャサリン妃の美しさや可愛いらしさを称えるコメント以上に、エリザベス女王とフィリップ王配の健康を心配する声が圧倒的に多く、「エリザベス女王が家族行事に出席しないのは普通ではない。女王と王配に何事もなければいいのだが…」「お年を召すごとに、女王に対する敬意が増している。どうかご長寿を」との心配や祈りの声が数多く寄せられている。
UK在住/シャオ