五十嵐大介の「海獣の子供」をSTUDIO4℃が長編アニメ映画化!
“海を舞台とした生命の秘密”をテーマに、圧倒的な画力と繊細な描写で人間と自然世界の繋がりを描いた五十嵐大介の人気マンガ「海獣の子供」が長編アニメーションとして映画化されることがわかった。
「海獣の子供」は、中学校のハンドボール部での居場所をなくしてしまった少女・琉花が、海の生物と交感する力を持った不思議な少年・海と、その双子の兄・空と出会ったことをきっかけに繰り広げられる冒険譚。第38回日本漫画家協会賞で優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞、さらに第12回手塚治虫文化賞にノミネートを果たすなど、高い評価を得ている五十嵐大介の代表作だ。
五十嵐大介は、自身の自給自足経験をもとに描いたリトル・フォレスト」が14年に実写映画化されているが、アニメーション映画化されるのはこれが初めてのこと。
今回、制作を担当するのは、これまでに『マインド・ゲーム』(04)や『鉄コン筋クリート』(06)などを手掛け、ハイクオリティな映像で世界から高い評価を得ているアニメーション制作スタジオ・STUDIO4℃。「海獣の子供」が持つ“底知れない神秘の世界”をどのようにアニメーションとして表現していくのか、いまから期待が高まる。『海獣の子供』の劇場公開時期は未定だが、今後の動向にも注目していきたい。
文/編集部
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