松たか子、永山絢斗、妻夫木聡…“しょったん”を支えた人々にドラマあり!
サラリーマンからプロ棋士になった異色の経歴を持つ瀬川晶司の自伝的小説を、松田龍平と豊田利晃監督が『I’M FLASH!』(12)以来6年ぶりにタッグを組んで映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』が9月7日(金)より公開となる。
幼いころから将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関「奨励会」の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会に放り出されてしまう。これは、一度夢に破れた男が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という奇跡を成し遂げるまでの感動の物語だ。
そんな本作から今回、しょったんと共にプロ棋士を目指す奨励会の仲間たちが仲良くこたつを囲む様子や、小学生のしょったんに微笑みかける恩師の鹿島澤佳子(松たか子)、しょったんのプロ入り編入試験を見守る新藤和正(永山絢斗)ら奨励会時代の仲間たち、年齢制限を迎えただ呆然と立ち尽くす奨励会員の冬野渡(妻夫木聡)、再びプロ入りを目指すしょったんを懸命にサポートする藤田守(小林薫)の姿など、豪華俳優陣たちの迫真の演技を捉えた場面写真が解禁となった。
奨励会で“プロ棋士”という同じ夢を目指す仲間たちと苦楽を共にしながら、日々を過ごしていくしょったん。今回公開となった奨励会の仲間たちとの団らんを捉えた写真からは、一度対局から離れれば笑顔を交わす仲睦まじい彼らの関係性が伝わってくる。
また、しょったんのプロ入り編入試験を、固唾をのんで見守る新藤、村田康平(染谷将太)、山川孝(渋川清彦)らの姿からは、しょったんのプロ棋士になりたいという夢が、次第に周りの人々の夢や希望になっていく様子が見て取れ、年齢も性格も違う個性豊かな棋士たち同士の熱き友情が感じられるものとなっている。
周りの人々や夢破れて奨励会を去って行った仲間たちの想いを胸に、しょったんはどのように奇跡を起こしてゆくのか。本作のキャストたちが織りなす重厚な人間ドラマにも注目していただきたい。
文/編集部