岐洲匠、大久保桜子、石垣佑磨が語り合った『キュウスペ』の先に望むもの
東映特撮ヒーローがシリーズの枠を超えて共演した『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』(VOD配信中、Blu-ray&DVD発売中)。昨年に続き好評を博したシリーズ第2作に出演の岐洲匠(ラッキー/シシレッド役)、大久保桜子(ハミィ/カメレオングリーン役)、石垣佑磨(十文字撃/宇宙刑事ギャバンtypeG役)の3人に、同作について、ざっくばらんにインタビュー!ファンも「そうなのか!?」と思う興味深い発言が相次いだ。
「再会の約束は、現場のアドリブなんです」(石垣)
――待望のシリーズ最新作が、ついにパッケージでリリースされます。作品について、皆さんの率直な印象をお聞かせ下さい。
石垣「前作に続いて坂本浩一監督が、(『宇宙戦隊キュウレンジャー』が放送されていた)日曜朝のテイストというより『これぞ映画だな』というテイストで仕上げてくれました」
岐洲「確かに『これぞ映画だな』でした。“スーパー戦隊”なんだけどいままでとは違う、新しい作品になったと思います。初号試写を『キュウレンジャー』のみんなと石垣さんと観終わった後、みんなで『良かったよね?』『良かった!』って言い合いながら焼肉を食べて…(笑)、それくらい余韻が抜けませんでした」
石垣「叙々苑に連れて行ってもらって。タンの特上頼みまくったよね?」
大久保「はい。おいしかったです(笑)。本編が1話30分ほどで、(今作の)1時間は長いかな?って思っていたんですけど、試写を観たらそれをまったく感じさせないおもしろさで、『もっと長くてもいいのに』って逆に思いました」
――石垣さんは昨年、「キュウレンジャー」第18話に撃役で出演されてましたね。
石垣「『出たい!』って言ったら出してくれたんですよ(笑)。あの時にラッキーと共演していたから、今回の現場でもすごくやりやすかったんです」
大久保「キュウレンジャーが時空を超えて、スペース・スクワッドの世界へ迷い込むという話で、ハミィは(撃と)直接的なやり取りがなくて、今回が初共演でした」
石垣「あの時、撃がラッキーに『また、いつかな!』と再会を約束して別れたんです。そのことが書かれた記事を読んで思い出したんですけど、あのセリフ、僕のアドリブなんです」
岐洲「確かにアドリブでした!台本になかったんですよ。それで現場で石垣さんが監督とスーツアクターさんと“そういう芝居を入れたい”って話し合っていたのを、今思い出しました」
石垣「“名残惜しさ”を出したくて、『2人の約束で終わらせたいから絶対撮ってね』って。そうしたら約束を果たしに戻って来られたんです」
――アドリブから運命が回り出した感じですね。
石垣「今回のオープニング、撃の『ヨッシャ、ラッキー!』とかも、準備稿のときに自分で提案したんです。その後、ちょうどおもしろかったのが、撮影中、桜子ちゃんに『私のキタコレもどこかで使えないですか?』って言われた瞬間ひらめいて、『よっしゃキタコレ!来た!この芝居をやろう!』と思って、それで『ヨッシャ、ラッキー』に繋げちゃえ!っていうね」
岐洲「あれは冒頭から『キタコレ!ヨッシャ、ラッキー!』って詰め込み過ぎですよ(笑)」
石垣:ぶっこんだんだよ!(笑)ひらめく瞬間ってあるじゃないですか。良い原稿書けて『キタコレ!』みたいな、そういう感情が生まれたんですよ。で、ラッキーも『よろしく勇気!』(『宇宙刑事ギャバン』主題歌のフレーズ)を言ってくれるから、それがクロスオーバーにもなるんですよね。どう?良いっしょ?」
大久保「(笑)」。
石垣「そうそう、その笑いを待ってたんですよ!」
Blu-ray&DVD 8月8日(水)発売
超全集版 7,500円+税(Blu-ray)、6,500円+税(DVD)
通常版 5,500円+税(Blu-ray)、4,500円+税(DVD)
東映特撮ファンクラブ、Amazonプライムビデオ、
Google Play、U-NEXT、Youtube(有料)にてVOD配信中