岡田准一が研ぎ澄まされた殺陣を披露!木村大作監督『散り椿』予告編が到着
黒澤明監督や岡本喜八監督、深作欣二監督ら日本映画界が誇る名監督とタッグを組み、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を5度受賞。また映画監督としても『剱岳 点の記』(09)などを手がけてきた巨匠・木村大作監督が手掛ける時代劇『散り椿』が9月28日(金)から公開。このたび本作の最新予告映像が解禁された。
「蜩の記」で直木賞を受賞した葉室麟の同名小説を原作にした本作は、藩の不正を訴え出たために藩を追放されてしまった男が、亡くなった妻の最後の願いを叶えるために不正や権力に立ち向かっていく姿を描く。助監督として長年にわたり黒澤明監督に師事してきた小泉堯史が脚本を手掛けていることでも注目を集めている。
このたび解禁された予告映像では、岡田准一演じる主人公・瓜生新兵衛と、麻生久美子演じる妻・篠の儚くも切ない夫婦の愛と共に、しんしんと降り続く雪の中での研ぎ澄まされた殺陣や、西島秀俊演じるかつての親友・榊原采女との緊迫感溢れる対峙シーンが映しだされていく。
そして『剱岳 点の記』と『春を背負って』(14)に続いて木村監督自らがキャメラマンとして情熱を注ぎ込んだ美しい映像の数々。今年で映画人生60年という節目の年を迎える木村監督の、映画に対する飽くなきこだわりと愛情が凝縮された本作は、1カット足りとも見逃してはもったいないだろう。
また岡田や麻生、西島の他にも黒木華や池松壮亮、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二ら日本映画界を代表する錚々たる顔ぶれが集結。日本映画の代名詞とも言える時代劇に、新たな歴史を刻むこと間違いなしの本作を、是非とも劇場で堪能していただきたい。
文/久保田 和馬
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