木村拓哉×二宮和也だけじゃない!名コンビを生みだしたジャニーズ共演映画3選
作家・雫井脩介の同名小説を原田眞人監督が映画化した、司法制度が抱える問題に鋭く切り込む骨太な社会派ミステリー『検察側の罪人』(8月24日公開)。検事の先輩・後輩を演じる木村拓哉と二宮和也は、スクリーンで初共演。先日はファッション誌「UOMO」でも2人そろって表紙を飾るなど、本作での貴重な2ショットが話題を呼んでいる。
今回のように、ジャニーズ事務所のスター同士がグループ外でタッグを組んだ映画は過去にもあった。グループの枠を超えて共演し、ファンからも支持を集める“愛されジャニーズコンビ”の活躍を振り返ってみよう。
名曲を生んだ“トラジ・ハイジ”(『ファンタスティポ』)
まずは、TOKIOの国分太一とKinKi Kidsの堂本剛。家族愛をテーマにしたコメディ映画『ファンタスティポ』(04)で、主人公の鯉之堀トラジ(国分)と鯉之堀ハイジ(堂本)を演じた2人だ。その役名で“トラジ・ハイジ”というユニットを組みCDデビューもしており、2人が歌う主題歌「ファンタスティポ」は耳に残るキャッチーなメロディーと、つい真似したくなるユニークな振付けで大ヒット。いまでも後輩に歌い継がれる名曲になった。
“木更津”のバッテリー・ぶっさん&バンビ(『木更津キャッツアイ』シリーズ)
V6・岡田准一と嵐・櫻井翔は、02年にTVドラマが放送され、03年、06年と2度映画化もされた『木更津キャッツアイ』シリーズで共演。木更津の草野球チームのキャッチャー“ぶっさん”を岡田が、ピッチャー“バンビ”を櫻井が演じた。V6の岡田は他グループの後輩や他事務所の年下俳優をかわいがることで有名だが、そのなかでも櫻井は、TV番組などで度々発表している“かわいい後輩ランキング”なるもので上位に挙がるほどのお気に入り。現在も共演した際は「仲良しすぎる!」と話題になる2人だ。
広島の“極楽蝶”を支えた新旧メンバー(『劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの』)
若手では、中島健人(Sexy Zone)と重岡大毅(ジャニーズWEST)が『劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの』(13)で共演している。広島を舞台に不良少年たちの青春や抗争を描いた漫画原作のTVドラマ「BAD BOYS J」で不良グループ・極楽蝶のリーダーとして主演した中島と、その劇場版から出演した重岡。ジャニーズ事務所のアイドルたちが多数出演した本作だが、2人はいまでも互いのコンサートを観に行ったり、一緒に食事に行ったりする仲良しぶり。中島がしばしば披露する重岡のモノマネは、ファンの間でも人気の“鉄板ネタ”だ。
個々の能力を発揮して、ドラマや映画でも活躍するジャニーズ事務所のスターたち。所属グループを飛び越えての共演は珍しいだけに、いつもは見ることのできない一面を引き出してくれる“プレミア感”がうれしい。映画『検察側の罪人』の木村と二宮はどんな表情を魅せてくれるのか、期待したい。
文/トライワークス
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