乃木坂46山下美月が映画初出演!心に沁みる『日日是好日』予告解禁
エッセイスト森下典子が、約25年にわたって通い続けた茶道教室での日々を綴ったエッセイの映画化『日日是好日』が10月13日(土)に公開となる。本作は、本当にやりたいことを見つけられずにいた20歳の主人公が、母の勧めで通い始めた茶道教室で様々なことを学び、ゆっくりと成長していく姿を描くヒューマンドラマだ。
20歳から茶道を始める主人公・典子役は黒木華、典子が通う茶道教室の武田先生役に樹木希林、典子のいとこで共に茶道を始める美智子役に多部未華子など、名実ともに演技派なキャストが名を連ねている。『さよなら渓谷』(13)『セトウツミ』(16)「まほろ駅前」シリーズなどで知られる大森立嗣が、本作の監督、脚本を務める。
そして本作を盛り立てる追加キャストが解禁となった。典子を温かく見守る父親役に鶴見辰吾。武田先生の親戚で、典子の憧れでもある雪野役に鶴田真由。そして、典子の茶道教室の後輩で、高校1年生のひとみ役を、本作が映画初出演となる乃木坂46の山下美月が務める。ひとみには茶道の素質があり、やがて披露される美しいお点前も見どころのひとつとのことで、どのような姿を見せてくれるのか期待が膨らむ。
同時に解禁された予告編は「世の中には“すぐわかるもの”と“すぐわからないもの”の2種類がある。すぐにわからないものは、長い時間をかけて少しずつわかってくる」という意味深な典子の言葉と共に、蹲(つくばい)や掛け軸、柄杓(ひしゃく)などの茶道具が映しだされ、お茶室を舞台に繰り広げられる、驚くべき精神の冒険を予感させる冒頭となっている。
「日日是好日」とは「毎日が良い日々だ」といった意味だけでなく、物事に対する優劣や損得、是非にとらわれず、その日一日をただありのままに生きる清々しい境地のこととされている。予告の中で、武田先生が語る「お茶はね、まず形なのよ。初めに形を作っておいて、後から心が入るものなのね。頭で考えないで自分の手を信じなさい」という言葉を受け、典子はどのように成長し、その境地にたどり着くのか。悩みながら生きるすべての人の心に優しく寄り添う本作の公開が、いまから待ち遠しい!
文/編集部