藤原竜也がスパイ役に初挑戦!映画&連続ドラマの超大型プロジェクトが始動
『悪人』(11)や『怒り』(16)など、これまで数多くの作品が映画化やドラマ化されてきた芥川賞作家・吉田修一。彼の近年の代表作のひとつで、“映像化不可能”と言われたスパイアクション・エンタテインメント小説「鷹野一彦」シリーズが、このたび映画&連続ドラマ化することが決定した。
世界を股にかけながら暗躍する産業スパイ組織:AN通信。その諜報員の1人・鷹野一彦は、相棒の田岡亮一とともに世界各国が奪い合う革新的な太陽光エネルギー開発技術に関する情報争奪戦の中にいた。そこには日本財政界を揺るがす巨大な陰謀が隠されており、鷹野は韓国人スパイのデビッドキムや謎の女AYAKO、さらに各国の権力者らと対峙していくことに。
このたび映画で描かれるのは、現在刊行されている原作シリーズのうち「太陽は動かない」と「森は知っている」の2編。また、同時に製作される連続ドラマは原作者である吉田の監修のもと新たに構築されたオリジナルストーリーが描かれるとのこと。
映画&連続ドラマ共にこのスパイ巨編を手掛けるのは、シリーズ4作累計興行収入240億円を超える「海猿」シリーズをはじめ「MOZU」シリーズや「暗殺教室」シリーズなど数々の大ヒット作を世に送り出してきた羽住英一郎監督。日本映画界が誇るブロックバスター映画の名手が、“映像化不可能”に果敢に挑戦する。
また、主演の鷹野一彦役を演じるのは『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(17)で第41回日本アカデミー賞優秀主演男優賞に輝くなど、日本を代表する演技派俳優・藤原竜也。『パレード』(09)以来となる吉田作品への出演で、羽住監督とはこれが初めてのタッグとなる藤原。既存の日本映画のスケールを超えた大作の誕生に期待が膨らむ。
日本映画界の総力を動員し、海外ロケも予定されているグローバルプロジェクトとなる『太陽は動かない』。映画は2020年に公開され、連続ドラマはWOWOWにて放送される。続報に期待したい。