『トイ・ストーリー3』初日、唐沢が所にジェラシー?
ディズニー/ピクサーの人気CGアニメ映画第3弾『トイ・ストーリー3』(7月10日公開)の初日舞台挨拶が7月10日に銀座のTOHOシネマズ日劇で開催。カウボーイ人形ウッディ役の声優・唐沢寿明と、スペースレンジャーのおもちゃバズ役の声優・所ジョージが登壇し、ふたりのコミカルな面白トークが大盛況だった。
愉快なおもちゃたちのドキドキハラハラの冒険と絆、ご主人アンディとの友情を描く『トイ・ストーリー3』は、シリーズ最高傑作と評判が高い。本作で唐沢と所は『トイ・ストーリー2』(99)以来、11年ぶりに声の共演を果たした。
歓声が上がる中、観客の間を縫って舞台に上がった唐沢と所。初日を迎えた感想を聞かれると、唐沢は「胸が張り裂けそうです」と??な第一声を上げ、会場は大爆笑。所も「いい映画で、しかも我々も出てきて。なんという土曜日なんでしょ」とおちゃめに挨拶。
本作はアンディが大人に成長してからの物語。意外な結末に驚いたという唐沢は、「アンディは子供のままで、一生稼ぎ続けると思ってました(笑)。そしたら潔い結末で」と語った。所は「アンディが結婚して子供が生まれて、またおもちゃで遊ぶという設定とか」と提案すると、唐沢がすかさず「それ、また戻ってるでしょ(笑)」と突っ込む。
また、唐沢は劇中のバズについて「壊れ方が最高でしょ」と褒めた後で、「ウッディがリーダーだけど、最終的にはバズがもってっちゃう」と恨めし気に語ると、所は「バズはいいなって、横から出てきて主役みたいでいいなっていつも言うんですよ」と苦笑い。唐沢は舞台のスタンディのバズを見ながら「だって、俺が子供だったらこっち(バズ)を買うもん。ボタンがいっぱい付いてるし」と羨ましそうに言うと、所も「30くらいしゃべれるんです。レーザーも出るし」とご機嫌にバスのことを自慢し、会場はまたも爆笑に包まれる。
最後に唐沢が、「大人もお子さんもいっしょに観られて楽しめる映画です」とアピール。所はいきなり「まだ観てない方、残念ですね。残念なまま人生を終わるってのもいいですが」とネガティブめいたコメントをすると、唐沢は笑いながら「まだ、初日ですから。明日から観ればいいじゃないですか」と突っ込み。大いに盛り上がった初日舞台挨拶は、最後に人気キャラクター、エイリアンのお面を付けた観客たちを交えたフォトセッションで締めくくられた。
笑いあり・感動あり・涙ありの秀作に仕上がっている『トイ・ストーリー3』は、3D上映もされているし、さらにここ日劇をはじめとする一部の劇場では音響が7.1チャンネルとなり、迫力満点! 前売券は、ディズニー/ピクサー史上No.1の売上げだというし、熾烈な夏休み映画レースの中でも本作が上位にくい込むことは間違いないだろう。【Movie Walker/山崎伸子】