カイリー・ジェンナーの恋人、新アルバムのLGBTQ差別疑惑で物議?
3枚目のアルバム「Astroworld」の発売が話題を集めている人気ラッパー、トラヴィス・スコット。3日夜に行われた発売記念パーティには恋人のカイリーも出席し、仲睦まじい姿を見せていたようだ。
注目の新譜だが、ジャケット写真にLGBTQを排除する変更があったとされ、差別的な行為が物議の的となっている。というのも、トランスジェンダー・モデルだけが原版の写真からデジタル削除され、アルバムジャケットには“修正済みの写真”が使われていたからだ。
ジャケットのアートワークを手掛けたのは、MV監督としても活躍中の著名写真家、デビッド・ラシャぺル。問題のジャケット写真は、トラヴィスの顔を模った黄金のバルーンを中央に、夜のビーチに広がる「大人の遊園地」をイメージした作品だ。オリジナルの写真では、きわどいポーズの女性モデルたちと共に、トランスジェンダー界のビッグ・アイコン、アマンダ・ルポールが写っていた。
当のアマンダは、「何で私だけ消されたのかしらね?」と軽めにツイートした後、ニュースサイトTMZのインタビューに答え、「しょうがないのよ!私って視線を奪っちゃうじゃない?写真のどの子よりも目立っちゃってたからね!」「デビッドもトラヴィスも愛してるわ。ラブ&キス」と大人の対応をしていた。しかし実際のところ、元の写真のアマンダはアートワークに溶け込んでおり、悪目立ちにはほど遠い仕上がりだった。
この直後、制作者のデビッド本人がアマンダの発言を真似て、「アマンダが削除されたのは、他の子たちより目立っちゃってたから (笑)」とツイート。ごまかすような回答で、さらに反発を招いてしまった。渦中の人となったトラヴィスは、「リリース版の写真はデビッドから受け取ったのと全く同じ。アマンダは入っていなかった」と発言して疑惑を否定。削除の理由と責任の所在について、説明を求める声が続きそうだ。
UK在住/シャオ