血まみれの安田顕、ライフルを向ける木野花…『愛しのアイリーン』衝撃の予告編が到着
ドラマ化された「宮本から君へ」の漫画家・新井英樹の傑作コミックを、『ヒメアノ~ル』(16)の監督・吉田恵輔が映画化した『愛しのアイリーン』が9月14日(金)より公開となる。非モテの40代男性と貧しく若いフィリピン女性との壮絶な愛の形を描いた本作から、衝撃シーン満載の予告映像が到着した。
一世一代の恋に破れ家を飛びだした42歳の岩男(安田顕)が久しぶりに帰省したその日は、死んだことすら知らなかった父親の葬儀中だった。フィリピンの嫁探しツアーで出会ったという妻のアイリーン(ナッツ・シトイ)は無邪気に岩男にまとわりつく。ざわつく参列者たちの背後から現れたのは、ライフルを構えた喪服姿の母親ツル(木野花)。戦慄の来訪記が幕を開け、国境も常識も超えたラブ&バイオレンスが始まる。
解禁となった予告映像は、奇妙礼太郎が唄う主題歌「水面の輪舞曲(ロンド)」をバックに、“シアワセを買った男”岩男と“シアワセを夢見たフィリピ―ナ”アイリーンの、ぎこちない言葉や喧嘩を重ねながら愛を育む姿が静かに描かれる。
しかし、打ち上げ花火を見つめるアイリーンの「シアワセ二ナル」という台詞をきっかけに、前半のラブストーリーを予感させる展開は一転。岩男の母親ツルがつばを吐きかけるシーン、アイリーンを連れ去ろうとする塩沢(伊勢谷友介)、嫁姑の怒鳴り合いなど、怒涛の映像が結婚行進曲に合わせて映しだされていく。果たしてアイリーンの周りでなにが起こっているのか?
予告映像だけでも、安田顕、ナッツ・シトイ、木野花ら主要キャストの怪演に惹き込まれてしまう映画『愛しのアイリーン』。“映画化という名の事件”というキャッチコピーに相応しい、問題作の誕生となるかもしれない。
文/編集部
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