黒木華×野村周平『ビブリア古書堂の事件手帖』に成田凌が加わり恋の三角関係!?
累計640万部を誇る三上延の人気文芸ミステリーを実写映画化した『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日(木)より公開となる。主演に黒木華と野村周平、さらに夏帆、東出昌大など豪華キャストが集結する本作に、このたび、注目の若手俳優・成田凌が加わることが明らかになった。
過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔(野村周平)は、夏目漱石の「それから」に記された著者サインの真偽を確かめるために“ビブリア古書堂”を訪れる。美しき店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだったが、優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めていた。古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた2人は、2冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える1つの真実につながっていることを知る。
成田が演じるのは、栞子の同業者で、漫画専門のネット販売を行う青年・稲垣。栞子と稲垣の出会いは古書の交換会で、本好き同士、好きな本の話で意気投合し、次第に心通わせるようになる。一方、嫉妬を覚えるもそれを複雑な想いで見守るしかない大輔は、自分が栞子に想いを寄せていることに気付く。旬の実力派俳優3人が繰り広げる、恋の三角関係に注目だ。
本作で監督を務めるのは、『しあわせのパン』(12)や『繕い裁つ人』(15)を手掛けた三島有紀子。成田は「キレのある格好いい女性」とコメント。「俳優部に寄り添ってくれる。優しいからこそ強い方で、もう一回仕事がしたいです」と初タッグの喜びを語った。
また、共演者の黒木と野村について「黒木さんは、お持ちの雰囲気に加えて、男前でかっこよく、力強さを持っている方。(野村)周平とは同い年ですが、誰に対してもフラットで、いるだけで現場がすごく明るくなる、愛おしいやつです」と表した。
自身が演じる稲垣の人物像については、監督から詩人・中原中也のイメージとともに、実はもう一人、イギリスのアーティスト・ジャミロクワイの名前を伝えられていた。飄々としながらも紳士的で、優しさと余裕を併せ持つ大人のモテ男を演じる成田に期待ができそうだ。
実在する名作古書の数々が登場し、そこに刻まれた秘密を紐解く極上の感動ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』。成田演じる稲垣は、物語の軸となる古書の謎にどのように絡んでいくのか?栞子、大輔との恋の三角関係もおおいに気になるキーマンになりそうだ。
文/編集部