北香那&蒼井優へのサプライズに会場が一体!『ペンギン・ハイウェイ』がついに公開

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北香那&蒼井優へのサプライズに会場が一体!『ペンギン・ハイウェイ』がついに公開

「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる人気作家・森見登美彦が日本SF大賞を受賞した同名小説を気鋭のアニメーション・スタジオ、スタジオコロリドがアニメ映画化した『ペンギン・ハイウェイ』の公開初日舞台挨拶が17日、TOHOシネマズ日比谷で開催。声の出演を果たした北香那、蒼井優、西島秀俊、竹中直人、そして石田祐康監督と原作者の森見が登壇した。

主人公のアオヤマ君の声を演じ、念願の声優デビューを飾った北は「不安や緊張がいっぱいありました」と吐露し「皆さんがどう受け止めてくださるのか、少し心配でもあり、ものすごくワクワクしていて、とても新鮮な気持ちでここにいます」と初日を迎えた喜びを笑顔で語った。

そして自由奔放でミステリアスな“お姉さん”役を演じた蒼井から「本当に愛らしい人。全カットに愛情が詰め込まれてる」と賛辞を贈られ喜びの表情を浮かべた石田監督は、竹中との絶妙な掛け合いで会場を和ませると「今までCMや短編を作っていたので、とにかく長い!って思いました」と初めて長編作品を手がけた感想を率直に明かし、大きな笑いを誘った。

また、原作者の森見は「石田監督にお任せしてよかった」とにこやかな表情を浮かべる。「小説を書いていた時にも、自分の子どもの頃に見たかった風景とか妄想していたこととかを書いていたんですけど、自分がイメージしていたものがうまくアニメの映像として再現されている。本当に嬉しかった。小学校の時の自分が見たら感動するだろうな」と感慨深げに語った。

公開初日を迎えた17日は偶然にも蒼井の33歳の誕生日で、来週23日には北が21歳の誕生日を迎える。そんな2人を祝うため、舞台上には大きなペンギンが中央に鎮座したケーキが運ばれてくると、北と蒼井は大喜び。本作の完成披露試写会が行われた7月3日に30歳の誕生日を迎え、その舞台挨拶の場でお祝いをしてもらった石田監督は、お返しに2人の似顔絵イラストを描いた色紙をプレゼント。

「今回は2人の誕生日ということで、これも縁と思い、気持ちが盛り上がって描かせてもらいました」と照れくさそうに語る石田監督は「2人の写真を見ながら描いていたら、見つめられているようで照れてしまいました」と明かし、再び会場をほっこりさせる。「まさかこんな風にサプライズしていただけるなんて思ってもなかったので嬉しいです」と感激する北と、「台本に“サプライズケーキ登場”って書かれていたので、全然サプライズじゃないじゃんって思ってました」と二重のサプライズの喜びを語る蒼井に、会場中からは大きな拍手が寄せられた。

取材・文/久保田 和馬

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