森崎ウィン『レディ・プレイヤー1』の名台詞「俺はガンダムで行く」の誕生秘話を明かす
スティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』のブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信記念応援上映が、8月20日にスペースFS汐留で開催。本作でハリウッドデビューを果たした森崎ウィンが登壇し、名台詞「俺はガンダムで行く」を生披露し、興味深い撮影秘話を語った。
アバターのダイトウことトシロウ役を勝ち取った森崎ウィンは、オーディション当時、まったく手応えを感じなかったそうだ。「すごく緊張してて、覚えてないんですが、ここに来れただけでも財産になったなと。スタジオに入れて、スティーブンのオフィスに入れただけで、ハリウッドへ行く下見ができたなという感覚でした」。
続いて観客の前で「俺はガンダムで行く」という台詞をバッチリ決めると、会場から黄色い歓声が上がった。この台詞について「台本には最初、台詞が英語で書いてあって、(ジャパニーズ)とあったんです。その後、なにか提案が来るのかと思いきや、通訳さんがいなくなり、現場で日本語がわかるのが僕しかいなくなって。そこからガンダムファンの皆さんに失礼のないようにと、いろいろと考えました」とのこと。
「それこそ、『アムロ、行きます』とか。でも、撮影当時は、トシロウがなにに乗るのかもわからなくて、どうしようと思って。最終的にスティーブンが『戦場に行く戦士の気持ちで、声を出してほしい』とおっしゃったので、『俺はガンダムで行く』に決めました」とスピルバーグ監督とのやりとりを明かした。
続いて、お笑い芸人・野性爆弾のくっきーが、スピルバーグ監督になりきって登場し、本日28歳の誕生日を迎えた森崎ウィンをオリジナルバースデーケーキで祝った。スピルバーグ監督こと(?)くっきーは森崎について「宝や。おまえはんはもう日本の宝や。誕生日おめでとう」と森崎を祝福した。
森崎は、今後の抱負について「10年以内にアカデミー賞を獲ります。獲ったるで」と力強く宣言した。
『レディ・プレイヤー1』は、スティーブン・スピルバーグ監督が、最新テクノロジーの脅威をエンタテインメントに落とし込んだ野心作。ゴーグルをつけ、自分の夢を叶えられる場所“オアシス”へ逃避する若者たちが、天才創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と、56兆円という莫大な財産を巡る世界規模の争奪戦に挑む。
『レディ・プレイヤー1』は8月22日(水)にブルーレイ&DVDリリースが発売、先行デジタル配信中。
取材・文/山崎 伸子