『インセプション』もビックリ!映画史上最も混乱した作品は?
7月16日から全米やイギリスなどで公開され大ヒットを飛ばしている『インセプション』(公開中)の公開にちなみ、イギリスのDVDレンタル会社Lovefilmが映画ファンを対象に調査を行い、映画史上最も混乱した映画トップ10を発表! 1位には約16%の票を集めたトム・クルーズ主演の『バニラ・スカイ』(01)が選ばれた。
同作は、スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』(97)を気に入ったトムがリメイク権を取得し、舞台をニューヨークに移して、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスと共演した作品。トムとペネロペが交際するきっかけになった。そして2位には、ナオミ・ワッツをスターダムにのし上げたデビット・リンチ監督作『マルホランド・ドライブ』(01)、3位には ジェイク・ギレンホール主演の『ドニー・ダーコ』(01)が選ばれた。
以下、4位はキアヌ・リーブス主演の大ヒット3部作シリーズ完結編『マトリックス レボリューションズ』(03)、5位はクリストファー・ノーラン監督作『メメント』(00)、6位はブラッド・ピットの怪演が光った『12 モンキーズ』(95)、7位はジム・キャリー主演の『エターナル・サンシャイン』(04)、8位は故スタンリー・キューブリック監督作『2001年宇宙の旅』(68)、9位はガイ・リッチー監督作『リボルバー』(05)、そして10位はキューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(72)となっている。
現実と夢が錯綜する巧妙なプロットで観客を混乱させるという優れた作品が多く、アカデミー賞など賞がらみの作品が多いのも特徴だが、同賞の呼び声も高い『インセプション』が、今後どの順位まで食い込むのかが注目される。【NY在住/JUNKO】
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