『インセプション』鑑賞時に持って行きたい重要アイテムのトーテムとは?
レオナルド・ディカプリオ主演作としては歴代トップの興収でスタートし、日本でも先週末に公開され大ヒットを記録している話題作『インセプション』。入り組んだ夢の中が主な舞台となっている本作では、今いる世界が夢か現実かを区別するための“トーテム”と呼ばれるアイテムが登場する。
ディカプリオ演じるコブは、寝ている人の夢に侵入して、潜在意識の中からまだ世に出ていないアイデアを盗み出す天才産業スパイ。そのコブに渡辺謙扮するサイトーが、実現不可能とされている“インセプション”という究極の任務を依頼する。彼らが入り込む夢の中は現実と見間違うほど精巧にできているため、夢と現実を見分ける道具が必要になる。
そんな時に使用されるのが、持ち主だけが手触りや質量で本物かどうかを判断することができる“トーテム”なのだ。劇中にはダイスや手作りのチェスの駒など、人それぞれの“トーテム”が登場。なかでもコブが“トーテム”として使用するコマは、物語のカギを握る重要アイテムになっている。彼の場合の見分け方は、コマが静止することなく回り続ければ、それは夢の世界、逆に静止すれば現実の世界となる。
何層にも分かれた夢と現実のシーンが、複雑に入り組んで描かれている『インセプション』。衝撃のラストシーンもさることながら、見終わった後にこの世界も実は夢なのでは?と思ってしまったあなたは、自分の“トーテム”を用意しておいた方が良いかもしれない。【トライワークス】
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