高杉真宙、声優初挑戦『君の膵臓をたべたい』舞台挨拶で男泣き!必死に涙こらえる姿に会場も感動
累計発行部数260万部を突破した住野よるの同名小説を劇場アニメ化した『君の膵臓をたべたい』の初日舞台挨拶が9月1日に新宿バルト9で開催され、高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見、牛嶋新一郎監督が登壇。“僕”役として声優初挑戦を果たした高杉が「この作品に参加することができてよかった」と男泣き。涙を見せるのは「絶対に嫌だ」と必死に歯を食いしばりながらも、「大好きな作品になった」と感謝をあふれさせる高杉の姿に、会場も感動に包まれた。
本作は他人に興味を持たず、いつもひとり本を読んでいる高校生の“僕”が、膵臓の病気を患った少女・桜良に振り回されながらも、少しずつ変化していく姿を描く青春ストーリー。
もともと声の仕事に憧れがあった高杉だけに、舞台挨拶冒頭から「いままでにない感情」と告白。「冷静に立っているようですが、めちゃくちゃ心のなかでは盛り上がっていて。緊張もありますが、どんどん素の僕が出てきそうで、押さえつけている」と懸命に心を落ち着けている様子。さらに「『大好きでーす!』と叫べます!」と本作への愛を語っていた。
劇中に登場する“真実か挑戦か”ゲームにトライした結果、高杉が内田をお姫様抱っこするなど、登壇者陣が会場を大いに盛り上げ、笑いいっぱいの賑やかな舞台挨拶となったこの日。
最後の挨拶になると、高杉は「“僕”という役に出会い、演じることができて幸せだなと思います。舞台挨拶でテンションが上がって、泣きそうになることもなかなかないなと思うんですが」と口火を切り、完成までのことが思い出されたのか「本当にいろいろな人と出会って、この作品に参加することができてよかったなと思っております」と声を震わせた。
涙を見せるのは「絶対に嫌なんです」という高杉は、「恥ずかしい」「くそお!」「(カメラマンに)パシャパシャされてるなあ」と顔をクシャッとさせながら、必死にこみ上げる涙をこらえた。会場からは「がんばれ!」と声援が上がり、さらには隣にいた和久井が「泣いてもいいんだよ」と優しく声をかけると、「いやいやいや!」と自分に喝を入れながら、「大好きな作品になりました。観る人が、大好きになってくれたらいいなと思います」と力強く語りかけた高杉。深く一礼し、顔を上げたその瞳には涙が光っていた。
取材・文/成田 おり枝