ややこしや？“アニメの中の”アニメ制作会社が制作中の“実在の企業CM”が話題！

14年10月～15年3月にかけて放送され話題を集めたテレビアニメ「SHIROBAKO」をご存じだろうか？架空のアニメーション制作会社“武蔵野アニメーション”、通称“ムサニ”を舞台に、アニメ業界のリアルな激動の日々と、そこで働く人々が巻き起こすドラマを描いた群像劇だ。

CM第4弾で、ついにCM制作が本格化。作画担当についての話し合いが行われる [c]「SHIROBAKO」製作委員会

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放送から約3年を経て、2018年4月に開催されたイベント「武蔵境×SHIROBAKO 春祭り」で劇場版の制作が発表され、ファンが大いに沸いたのは記憶に新しい。監督は「ガールズ＆パンツァー」でも有名な水島努がテレビシリーズに引き続き担当。売れっ子監督ゆえ多忙なのは間違いなく、公開日はまだ先になりそうだが、首を長くして待つファンも多い。そんな「SHIROBAKO」熱が高まるなか、同作の映像を用いたCMシリーズが話題となっている。

リアル企業のCM制作業務の受注から始まる、斬新なCM

このCMは同作の主人公・宮森あおいたちが勤めるムサニに、dアニメストアからアニメCMの制作依頼が入るところから始まる。“アニメ制作アニメ”と言える本作の題材を利用したストーリーが非常に秀逸だ。なかにはこのCMを見てから本編を視聴してみたくなった、実際にdアニメストアで視聴した…という人もいるのでは？

CM第4弾は、声優に関する打合せを予感させつつ締めくくる。第5弾の公開が楽しみ！ [c]「SHIROBAKO」製作委員会

第1弾“受注篇”から始まり、第2弾“打ち合わせ篇”、第3弾“決定篇”、第4弾“制作篇”と回を重ね、少しずつCM制作が本格化していく様子は、本編さながらのおもしろさ。そして、これらは本編映像を流用するだけではなく、一部新規カットや新録アフレコなどを交えたものとなっている。

CMの締め、企業コールのカットでは、吹き出しで企業側からの期待コメントが添えられている [c]「SHIROBAKO」製作委員会

残るは声優の人選から完成まで？

全篇で最後に入る「dアニメストア！」というコールは複数のキャラクターによる録り下ろしだったり、第3弾“決定篇”でdアニメストアの本社ビルが登場したり、エピソード毎に楽しめるポイントも。

これまでにない“完結を待つ”という楽しさを味わえるこのCM。今後の展開を考えると、声優の決定からアニメCMの完成、そしてオンエア(？)まで、どんなエピソードが展開されるのか…ムサニが作るCMの完成への期待をふくらませつつ、来たる劇場版の続報も楽しみに待とう！

文/リワークス